[FEI世界馬術選手権大会2022/FEI World Championships2022]
現地時間10日、FEI世界馬術選手権大会2022(開催地:デンマーク/ヘアニング)障害馬術競技の個人戦1次予選 兼 団体戦1次予選(スピード&ハンディネス競技/155cm)が行われ、ジュリアン・エパイヤール(フランス)&カラコル・デ・ラ・ローク号が個人首位、スコット・ブラッシュ(イギリス)&ハロー・ジェファーソン号が個人2位、マーティン・フックス(スイス)&レオーネ・ジェイ号が個人3位につけた。
<ハイライト動画>個人戦1次予選
103人馬が出場した個人戦1次予選では、67番目にスタートを切った世界ランク9位のジュリアン・エパイヤール(フランス)&カラコル・デ・ラ・ローク号が79.08秒の好タイムでフィニッシュ。それまでトップに立っていた世界ランク1位のヘンリク・フォン・エッカーマン(スウェーデン)&キング・エドワード号をかわして、首位に立つ。
その後、スコット・ブラッシュ(イギリス)&ハロー・ジェファーソン号、世界ランク2位でFEIジャンピング・ワールドカップ・ファイナル2022チャンピオン、FEIヨーロッパ選手権2019個人金メダリストのマーティン・フックス(スイス)&レオーネ・ジェイ号、同ランク3位で2020東京五輪個人銀メダリスト、FEIヨーロッパ選手権2017個人金メダリストのペダー・フレデリクソン(スウェーデン)&H&Mオール・イン号などがトップタイムに迫るが、わずかに届かず。
以上の結果、ジュリアン・エパイヤール(フランス)&カラコル・デ・ラ・ローク号が見事に個人戦1次予選を制し、総合順位でまず首位に立った。以下、スコット・ブラッシュ(イギリス)&ハロー・ジェファーソン号が2位、マーティン・フックス(スイス)&レオーネ・ジェイ号が3位、ペダー・フレデリクソン(スウェーデン)&H&Mオール・イン号が4位、ヘンリク・フォン・エッカーマン(スウェーデン)&キング・エドワード号が5位につけている。
なお、個人戦は、走行タイムに係数0.50をかけた数値の最も少ない選手(首位のジュリアン・エパイヤール)を減点0、他の選手は首位の選手との数値差がそれぞれの減点として加算される。
順位 | 選手 | 計算式 | 減点 |
1位 | ジュリアン・エパイヤール (フランス) |
タイム79.08×係数0.50=39.54 |
減点0 |
2位 | スコット・ブラッシュ (イギリス) |
タイム79.54×係数0.50=39.77 39.77(2位のポイント)-39.54(1位のポイント)=0.17 |
減点0.23 |
3位 | マーティン・フックス (スイス) |
タイム79.79×係数0.50=39.90 39.90(3位のポイント)-39.54(1位のポイント)=0.36 |
減点0.36 |
4位 | ペダー・フレデリクソン (スウェーデン) |
タイム79.88×係数0.50=39.94 39.94(4位のポイント)-39.54(1位のポイント)=0.36 |
減点0.40 |
5位 | ヘンリク・フォン・エッカーマン (スウェーデン) |
タイム80.23×係数0.50=40.12 40.12(5位のポイント)-39.54(1位のポイント)=0.58 |
減点0.58 |
※6位以下も同じ計算式で減点を換算
日本代表チームの4人馬は、川合正育(杉谷乗馬クラブ)&サクソ・デ・ラ・コウ号が89.32秒(減点5.12)で56位、杉谷泰造(杉谷乗馬クラブ)&クインシー194号が91.18秒(減点6.05)で63位、佐藤英賢(ポール・ショッケメーレ厩舎)&チレンスキーJRA号が93.07秒(減点7.13)で70位、齋藤功貴(北総乗馬クラブ)&カルセントJRA号が95.92秒(減点8.42)で77位となっている。
PHOTO:©FEI