WEFチャレンジカップ・ラウンド8はアレックス・マッツ(アメリカ)が優勝/冬季馬術フェスティバル2023 ウィーク8

冬季馬術フェスティバル

[冬季馬術フェスティバル2023 ウィーク8/CSIO4*Wellington FL]

現地時間2日、冬季馬術フェスティバル2023 ウィーク8(開催地:アメリカ/フロリダ州ウェリントン)3日目に行われたアデクアン® WEFチャレンジカップ・ラウンド8(標準障害飛越競技 238.2.1/155cm)にて、アレックス・マッツ(アメリカ)&カシューCR号が優勝。2位にエイミー・ミラー(カナダ)&クリスティアーノ号、3位にマージー・ゴールドスタイン・アングル(アメリカ)&ディカス号が入った。

出場55人馬のうち、クリアラウンド(減点0で走行を終えること)したのは7人馬。そのうち、トップタイムの67.07秒を叩き出したアレックス・マッツ(アメリカ)&カシューCR号が2位に6秒以上の大差をつけて快勝。見事にアデクアン® WEFチャレンジカップ・ラウンド8を制し、優勝賞金12,870ドル(約172万円を)を獲得した。

続いて、エイミー・ミラー(カナダ)&クリスティアーノ号が減点0、73.35秒で2位、マージー・ゴールドスタイン・アングル(アメリカ)&ディカス号が減点0、73.37秒で3位、FEIヨーロッパ選手権2021個人金メダリストのアンドレ・ティエメ(ドイツ)&DSPチャカリア号が減点0、74.36秒で4位、レイシー・ギルバートソン(アメリカ)&カーリン・ヴァント・ヴェンネホフ号が減点0、74.46秒で5位に。また、日本のカレン・ポーリー(木下グループ)&セリーヌ号は減点7、79.13秒で25位だった。

以下、2004アテネ五輪個人金メダリストのロドリゴ・ペソア(ブラジル)&クイック・ステップ号は減点7、79.45秒で27位、世界ランク11位でFEIワールドカップ・ファイナル2017チャンピオンのマクレーン・ウォード(アメリカ)&アラニーヌ・ド・ヴァン号は減点8、72.34秒で30位、同ランク17位のケント・ファリントン(アメリカ)&グレア号は減点8、76.34秒で36位という結果に終わっている。

カシューCR号はドイツ産のホルシュタイナー種(15歳牡馬)。2017年よりアレックス・マッツ(アメリカ)とコンビを組み、2021年にアメリカのCSI3*でグランプリ2位、2022年にMLSJ2022  トラヴァースシティ大会(CSI5* MLSJ Traverse City)で150cmクラス2位などの成績を残している。

PHOTO:Sportfot

CSI/CSIO
CSIとは国際障害馬術競技会のことであり、Concours de Saut Internationalというフランス語の略語(Sautが障害馬術の意)。CSIは競技レベルの高い方から順に、5*(ファイブスター)、4*(フォースター)、3*(スリースター)、2*(ツースター)、1*(ワンスター)という5段階のクラスが設けられている。CSI-Wの「W」はFEIワールドカップが併催されるという意味。CSIOは「Concours de Saut International Officiel」というフランス語の略語で、国別団体戦を含む国際障害馬術競技会のこと。