コナー・スワイル(アイルランド)がマーズエクウストリアングランプリを制す/冬季馬術フェスティバル2023 ウィーク4

冬季馬術フェスティバル

[冬季馬術フェスティバル2023 ウィーク4/CSI4*Wellington FL]

現地時間4日、冬季馬術フェスティバル2023 ウィーク4(開催地:アメリカ/フロリダ州ウェリントン)5日目に行われたマーズエクウストリアングランプリ(標準障害飛越競技 238.2.2/160cm)にて、コナー・スワイル(アイルランド)&カウント・ミー・イン号が優勝。2位にローラ・クラウト(アメリカ)&コンフ号、3位にアシュリー・ボンド(イスラエル)&ガーフィールド号が入った。

第1走行

出場44人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は8番、世界ランク5位のコナー・スワイル(アイルランド)&カウント・ミー・イン号。続いて、20番のダニエル・コイル(アイルランド)&オーク・グローヴス・カーライル号減点0でフィニッシュし、ジャンプ・オフ(優勝決定戦)が成立する。

その後、ローラ・クラウト(アメリカ)&コンフ号、アシュリー・ボンド(イスラエル)&ガーフィールド号、ミミ・ゴックマン(アメリカ)&セリーナBH号の3人馬がクリアラウンド。ジャンプ・オフはトータル5人馬で争われることになった。なお、世界ランク11位でFEIワールドカップ・ファイナル2017チャンピオンのマクレーン・ウォード(アメリカ)は減点4に終わり、ジャンプ・オフ進出を逃している。

ジャンプ・オフ(優勝決定戦)

迎えたジャンプ・オフでは、2人馬がクリアラウンド。そのうち、トップタイムの38.53をマークしたコナー・スワイル(アイルランド)&カウント・ミー・イン号が見事にマーズエクウストリアングランプリを制し、優勝賞金74,580ドル(約978万円)を獲得した。

続いて、ローラ・クラウト(アメリカ)&コンフ号が減点0、44.85秒で2位、アシュリー・ボンド(イスラエル)&ガーフィールド号が減点4、39.10秒で3位、ミミ・ゴックマン(アメリカ)&セリーナBH号が減点8、41.00秒で4位、ダニエル・コイル(アイルランド)&オーク・グローヴス・カーライル号が減点8、42.87秒で5位に入った。

カウント・ミー・イン号はドイツ産のハノーバー種(16歳牡馬)。2021年よりコナー・スワイル(アイルランド)とコンビを組み、フォートワース・インターナショナル2021(CSI4*-W Fort Worth)でFEIワールドカップ・フォートワース大会優勝、ワシントン・インターナショナルホースショー2022(CSI5*-W Upper Marlboro)でFEIワールドカップ・ワシントン大会優勝などの成績を上げている。

PHOTO:Sportfot

CSI/CSIO
CSIとは国際障害馬術競技会のことであり、Concours de Saut Internationalというフランス語の略語(Sautが障害馬術の意)。CSIは競技レベルの高い方から順に、5*(ファイブスター)、4*(フォースター)、3*(スリースター)、2*(ツースター)、1*(ワンスター)という5段階のクラスが設けられている。CSI-Wの「W」はFEIワールドカップが併催されるという意味。CSIOは「Concours de Saut International Officiel」というフランス語の略語で、国別団体戦を含む国際障害馬術競技会のこと。