[冬季馬術フェスティバル2023 ウィーク3/CSI4*Wellington FL]
現地時間26日、冬季馬術フェスティバル2023 ウィーク3(開催地:アメリカ/フロリダ州ウェリントン)3日目に行われたアデクアン® WEFチャレンジカップ・ラウンド3(標準障害飛越競技 238.2.2/155cm)にて、レイシー・ギルバートソン(アメリカ)&カーリン・ヴァント・ヴェンネホフ号が優勝。2位にリリー・キーナン(アメリカ)&アルガン・デ・ベリアード号、3位にジェイコブ・ポープ(アメリカ)&ハイウェイFBH号が入った。
第1走行
出場53人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は、5番のローラ・クラウト(アメリカ)&バロウティヌエ号。続く6番、サム・ウォーカー(カナダ)&エクワイン・アメリカ・アイヴァンホーGPH号も減点0でフィニッシュし、早々とジャンプ・オフ(優勝決定戦)が成立する。
その後、世界ランク6位で2020東京五輪個人金メダリスト、LGCT2018・2019・2022チャンピオンのベン・マー(イギリス)&ダラス・ベガス・バティリー号、同ランク18位のケント・ファリントン(アメリカ)&トウレイナ号、リリー・キーナン(アメリカ)&アルガン・デ・ベリアード号、アシュリー・ボンド(イスラエル)&ガーフィールド号、レイシー・ギルバートソン(アメリカ)&カーリン・ヴァント・ヴェンネホフ号など9人馬がクリアラウンド。トータル11人馬がジャンプ・オフへ駒を進めた。
なお、世界ランク10位でFEIワールドカップ・ファイナル2017チャンピオンのマクレーン・ウォード(アメリカ)、同ランク14位のシェーン・スウィートナム(アイルランド)は減点4、2004アテネ五輪個人金メダリストのロドリゴ・ペソア(ブラジル)は減点10に終わり、いずれもジャンプ・オフ進出を逃している。
ジャンプ・オフ(優勝決定戦)
迎えたジャンプ・オフでは、4人馬がクリアラウンド。そのうち、トップタイムの41.41秒をマークしたレイシー・ギルバートソン(アメリカ)&カーリン・ヴァント・ヴェンネホフ号が見事にアデクアン® WEFチャレンジカップ・ラウンド3を制し、優勝賞金16,500ドル(約214万円を)を獲得した。
続いて、リリー・キーナン(アメリカ)&アルガン・デ・ベリアード号が減点0、43.49秒で2位、ジェイコブ・ポープ(アメリカ)&ハイウェイFBH号が減点0、44.78秒で3位、サム・ウォーカー(カナダ)&エクワイン・アメリカ・アイヴァンホーGPH号が減点0.、46.05秒で4位、ローラ・クラウト(アメリカ)&バロウティヌエ号が減点4、40.09秒で5位に入った。
カーリン・ヴァント・ヴェンネホフ号はベルギー産のベルジャンウォームブラッド種(13歳牝馬)。2021年にシェーン・スウィートナム(アイルランド)とのコンビにより、MLSJ2021 第3戦(CSI5* MLSJ Rockwood)でグランプリ2位。2022年よりレイシー・ギルバートソン(アメリカ)とコンビを組み、MLSJ2022 第5戦 (CSI5* MLSJ Traverse City)でグランプリ3位という成績を残している。
PHOTO:Sportfot
CSI/CSIO
CSIとは国際障害馬術競技会のことであり、Concours de Saut Internationalというフランス語の略語(Sautが障害馬術の意)。CSIは競技レベルの高い方から順に、5*(ファイブスター)、4*(フォースター)、3*(スリースター)、2*(ツースター)、1*(ワンスター)という5段階のクラスが設けられている。CSI-Wの「W」はFEIワールドカップが併催されるという意味。CSIOは「Concours de Saut International Officiel」というフランス語の略語で、国別団体戦を含む国際障害馬術競技会のこと。