[冬季馬術フェスティバル2023 ウィーク10/CSI4*Wellington FL]
現地時間16日、冬季馬術フェスティバル2023 ウィーク10(開催地:アメリカ/フロリダ州ウェリントン)3日目に行われたアデクアン® WEFチャレンジカップ・ラウンド10(標準障害飛越競技 238.2.2/150cm)にて、リチャード・フォーゲル(ドイツ)&セパノ・バルーベ号が優勝。2位にマクレーン・ウォード(アメリカ)&カスパー・ファン・ヘット・ヘレホフ号、3位にタイサ・アーウィン(オーストラリア)&ヴァントゥーロ号が入った。
第1走行
出場58人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は、1番のクエンティン・ジャッジ(アメリカ)&HHゾロZ号。続いて6番、世界ランク20位のダニエル・ブルマン(イスラエル)&アイルランド号が減点0でフィニッシュし、ジャンプ・オフ(優勝決定戦)が成立する。
その後、世界ランク4位でFEIワールドカップ・ファイナル2017チャンピオンのマクレーン・ウォード(アメリカ)&カスパー・ファン・ヘット・ヘレホフ号、同ランク13位のケント・ファリントン(アメリカ)&トウレイナ号、ロレンゾ・デ・ルカ(イタリア)&カプチーノ194号、リチャード・フォーゲル(ドイツ)&セパノ・バルーベ号など7人馬がクリアラウンド。トータル9人馬がジャンプ・オフへ駒を進めた。
ジャンプ・オフ(優勝決定戦)
1人馬が棄権したため、8人馬で争われたジャンプ・オフでは、4人馬がクリアラウンド。そのうち、トップタイムの36.02秒をマークしたリチャード・フォーゲル(ドイツ)&セパノ・バルーベ号が見事にアデクアン® WEFチャレンジカップ・ラウンド10を制し、優勝賞金25,740ドル(約339万円を)を獲得した。
続いて、マクレーン・ウォード(アメリカ)&カスパー・ファン・ヘット・ヘレホフ号が減点0、38.21秒で2位、タイサ・アーウィン(オーストラリア)&ヴァントゥーロ号が減点0、41.13秒で3位、ロレンゾ・デ・ルカ(イタリア)&カプチーノ194号が減点0、42.52秒で4位、ミミ・ゴックマン(アメリカ)&セリーナBH号が減点4、38.54秒で5位に入った。
セパノ・バルーベ号はドイツ産のドイチェススポーツホース種(9歳牡馬)。2021年よりリチャード・フォーゲル(ドイツ)とコンビを組み、2022年にスロバキアのCSI3*で150cmクラス優勝、2023年に冬季馬術フェスティバル2023 ウィーク4(CSI4*Wellington FL)で150cmクラス優勝などの成績を残している。
PHOTO:Sportfot
CSI/CSIO
CSIとは国際障害馬術競技会のことであり、Concours de Saut Internationalというフランス語の略語(Sautが障害馬術の意)。CSIは競技レベルの高い方から順に、5*(ファイブスター)、4*(フォースター)、3*(スリースター)、2*(ツースター)、1*(ワンスター)という5段階のクラスが設けられている。CSI-Wの「W」はFEIワールドカップが併催されるという意味。CSIOは「Concours de Saut International Officiel」というフランス語の略語で、国別団体戦を含む国際障害馬術競技会のこと。