[冬季馬術フェスティバル2023 ウィーク1/CSI3*Wellington FL]
現地時間14日、冬季馬術フェスティバル2023 ウィーク1(開催地:アメリカ/フロリダ州ウェリントン)5日目に行われたサザンアーチグランプリ(標準障害飛越競技 238.2.2/150cm)にて、ダーラ・ケニー(アイルランド)&ヴォルネイ・ドゥ・ボワデヴィル号が優勝。2位にカーリー・アンソニー&ジェット・ブルー号、3位にローラ・クラウト(アメリカ)&ドラド212号が入った。
第1走行
出場45人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は、6番のダーラ・ケニー(アイルランド)&ヴォルネイ・ドゥ・ボワデヴィル号。続いて、23番のリチャード・フォーゲル(ドイツ)&ユナイテッド・タッチS号が減点0でフィニッシュし、ジャンプ・オフ(優勝決定戦)が成立する。
その後、ローラ・クラウト(アメリカ)&ドラド212号、マーク・ブルマン(コロンビア)&シェイラーヌ・ド・ブロンデル号、ヘザー・カリスト・ウィリアムズ(アメリカ)&ディオニソス・ デ・ラ・ヴィーニュ号、カーリー・アンソニー&ジェット・ブルー号の4人馬がクリアラウンド。トータル6人馬がジャンプ・オフへ駒を進めた。
なお、世界ランク6位で2020東京五輪個人金メダリスト、LGCT2018・2019・2022チャンピオンのベン・マー(イギリス)は減点4、同ランク14位のシェーン・スウィートナム(アイルランド)は減点5、18位のケント・ファリントン(アメリカ)は減点4で走行を終え、いずれもジャンプ・オフ進出を逃した。
ジャンプ・オフ(優勝決定戦)
迎えたジャンプ・オフでは、トップバッターのダーラ・ケニー(アイルランド)&ヴォルネイ・ドゥ・ボワデヴィル号が37.58秒で唯一のクリアラウンド。見事にサザンアーチグランプリを制し、優勝賞金48,180ドル(約620万円を)を獲得した。
続いて、カーリー・アンソニー&ジェット・ブルー号が減点4、38.22秒で2位、ローラ・クラウト(アメリカ)&ドラド212号が減点4、39.63秒で3位、ヘザー・カリスト・ウィリアムズ(アメリカ)&ディオニソス・ デ・ラ・ヴィーニュ号が減点4、41.54秒で4位、マーク・ブルマン(コロンビア)&シェイラーヌ・ド・ブロンデル号が減点8、36.63秒で5位に入った。
ヴォルネイ・ドゥ・ボワデヴィル号はフランス産のセルフランセ種(14歳牡馬)。2021年よりダーラ・ケニー(アイルランド)とコンビを組み、同年にCHIOアーヘン2021(CSIO5*RGS Aachen)で150cmクラス優勝、2022年に冬季馬術フェスティバル2022 ウィーク11(CSI4*Wellington FL)でグランプリ優勝、ピアッツァ・ディ・シエナ2022(CSIO5*Rome)で155cmクラス2勝という成績を上げている。
PHOTO:Sportfot
CSI/CSIO
CSIとは国際障害馬術競技会のことであり、Concours de Saut Internationalというフランス語の略語(Sautが障害馬術の意)。CSIは競技レベルの高い方から順に、5*(ファイブスター)、4*(フォースター)、3*(スリースター)、2*(ツースター)、1*(ワンスター)という5段階のクラスが設けられている。CSIOは「Concours de Saut International Officiel」というフランス語の略語で、国別団体戦を含む国際障害馬術競技会のこと。