[冬季馬術フェスティバル2023 プレミア]
現地時間8日、冬季馬術フェスティバル2023 プレミア(開催地:アメリカ/フロリダ州ウェリントン)最終日に行われたプレステージイタリアグランプリ(標準障害飛越競技 238.2.2/145cm)にて、マクレーン・ウォード(アメリカ)&カトキ号が優勝。2位にマット・ウィリアムズ(オーストラリア)&メドウベール・クルーズ号、3位にクリス・M・エワノスキー(アメリカ)&エコーVHジェレンダル Z号が入った。
第1走行
出場26人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は、2番のクリス・M・エワノスキー(アメリカ)&エコーVHジェレンダル Z号。続いて、4番のマット・ウィリアムズ(オーストラリア)&メドウベール・クルーズ号が減点0でフィニッシュし、ジャンプ・オフ(優勝決定戦)が成立する。
その後、世界ランク10位でFEIワールドカップ・ファイナル2017チャンピオンのマクレーン・ウォード(アメリカ)&カトキ号、リチャード・フォーゲル(ドイツ)&コデックス28号、ジミー・トロント(アメリカ)コチオZ号、マイケル・マーフィー(アメリカ)&ハーヴェスター号の4人馬がクリアラウンド。ジャンプ・オフはトータル6人馬で争われることになった。
ジャンプ・オフ(優勝決定戦)
迎えたジャンプ・オフでは、3人馬がクリアラウンド。そのうち、トップタイムの29.00秒をマークしたマクレーン・ウォード(アメリカ)&カトキ号が見事にプレステージイタリアグランプリを制し、優勝賞金22,500ドル(約287万円を)を獲得した。
続いて、マット・ウィリアムズ(オーストラリア)&メドウベール・クルーズ号が減点0、32.95秒で2位、クリス・M・エワノスキー(アメリカ)&エコーVHジェレンダル Z号が減点0、33.93秒で3位、リチャード・フォーゲル(ドイツ)&コデックス28号が減点4、30.65秒で4位、ジミー・トロント(アメリカ)コチオZ号が減点4、31.87秒で5位に入った。
カトキ号はポーランド産のウエストファーレン種(14歳牡馬)。2020年よりマクレーン・ウォード(アメリカ)とコンビを組み、2022年にロイヤルホースショー2022(CSI5*-W Toronto)で140cmクラス、145cmクラス優勝、冬季馬術フェスティバル2022(CSI5*Wellington FL)で145cmクラス2勝、冬季馬術フェスティバル2021(CSI5*Wellington FL)で145cmクラス3勝など、ビッグイベントでコンスタントに勝ち星を上げている。
PHOTO:Sportfot
CSI/CSIO
CSIとは国際障害馬術競技会のことであり、Concours de Saut Internationalというフランス語の略語(Sautが障害馬術の意)。CSIは競技レベルの高い方から順に、5*(ファイブスター)、4*(フォースター)、3*(スリースター)、2*(ツースター)、1*(ワンスター)という5段階のクラスが設けられている。CSIOは「Concours de Saut International Officiel」というフランス語の略語で、国別団体戦を含む国際障害馬術競技会のこと。