マクレーン・ウォード(アメリカ)がベインブリッジ・グランプリを制覇/冬季馬術フェスティバル2022 ウィーク4

冬季馬術フェスティバル

[冬季馬術フェスティバル2022 ウィーク4/CSI4*Wellington FL]

現地時間5日、冬季馬術フェスティバル2022 ウィーク4(開催地:アメリカ/フロリダ州ウェリントン)5日目に行われた$216,000 ベインブリッジ・グランプリ(標準障害飛越競技238.2.2/160cm)にて、マクレーン・ウォード(アメリカ)&コンタジオス号が優勝。2位にゾーイ・コンター(ベルギー)&ダヴィドフ・デ・ラサス号、3位にアリ・ウォルフ(アメリカ)&カサル号が入った。

第1走行

出場45人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は22番、世界ランク13位でFEIジャンピング・ワールドカップ・ファイナル2017チャンピオンのマクレーン・ウォード(アメリカ)&コンタジオス号。続いて26番、同ランク5位で2020東京五輪個人金メダリスト、LGCT2018・2019チャンピオンのベン・マー(イギリス)&ジンジャー・ブルー号が減点0でフィニッシュし、ジャンプ・オフ(優勝決定戦)が成立する。

その後、40番のゾーイ・コンター(ベルギー)&ダヴィドフ・デ・ラサス号、44番のアリ・ウォルフ(アメリカ)&カサル号の2人馬がクリアラウンド。ジャンプ・オフはトータル4人馬で争われることになった。

なお、世界3位のダニエル・ドイサー(ドイツ)は減点2、同ランク8位のケント・ファリントン(アメリカ)は減点15、11位のハリー・スモルダーズ(オランダ)は減点12、15位のダニエル・ブルマン(イスラエル)は減点4でのフィニッシュとなり、いずれもジャンプ・オフ進出を逃している。

ジャンプ・オフ(優勝決定戦)

迎えたジャンプ・オフでは、3人馬がクリアラウンド。そのうち、一番時計の42.95秒をマークしたマクレーン・ウォード(アメリカ)&コンタジオス号が見事に$216,000 ベインブリッジ・グランプリを制し、優勝賞金71,280ドル(約821万円)を獲得した。

続いて、ゾーイ・コンター(ベルギー)&ダヴィドフ・デ・ラサス号が減点0、44.92秒で2位、アリ・ウォルフ(アメリカ)カサル号が減点0、45.70秒で3位、ベン・マー(イギリス)&ジンジャー・ブルー号が減点4で4位、第1走行を減点1でフィニッシュしたジャバンナ・リナルディ(アメリカ)&コスモーナ号が5位に入った。

コンタジオス号はドイツ産のジャーマンウォームブラッド種(13歳牡馬)。2018年よりマクレーン・ウォード(アメリカ)とコンビを組み、2019年にアメリカのCSI4*でグランプリ優勝、2020年から2021年にかけて、アメリカのCSI3*で3勝。今大会では、$50,000 アデクアン® WEFチャレンジカップ・ラウンド4を制している。

PHOTO:Sportfot

CSI/CSIO
CSIとは国際障害馬術競技会のことであり、Concours de Saut Internationalというフランス語の略語(Sautが障害馬術の意)。CSIは競技レベルの高い方から順に、5*(ファイブスター)、4*(フォースター)、3*(スリースター)、2*(ツースター)、1*(ワンスター)という5段階のクラスが設けられている。CSI-Wの「W」はFEIワールドカップが併催されるという意味。CSIOは「Concours de Saut International Officiel」というフランス語の略語で、国別団体戦を含む国際障害馬術競技会のこと。