マクレーン・ウォード(アメリカ)がWEFチャレンジカップ・ラウンド4を制する/冬季馬術フェスティバル2022 ウィーク4

冬季馬術フェスティバル

[冬季馬術フェスティバル2022 ウィーク4/CSI4*Wellington FL]

現地時間3日、冬季馬術フェスティバル2022 ウィーク4(開催地:アメリカ/フロリダ州ウェリントン)3日目に行われた$50,000 アデクアン® WEFチャレンジカップ・ラウンド4(標準障害飛越競技 238.2.2/155cm)にて、マクレーン・ウォード(アメリカ)&コンタジオス号が優勝。2位にセルジオ・アルバレス・モヤ(スペイン)&マリブ・デ・ミューズ号、3位にクロエ・リード(アメリカ)&スーパー・シャトル号が入った。

第1走行

出場63人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は、3番のナタリー・ディーン(アメリカ)&カミラD号。続いて7番、世界ランク10位でLGCT2017チャンピオンのハリー・スモルダーズ(オランダ)&ドリン号が減点0でフィニッシュし、ジャンプ・オフ(優勝決定戦)が成立する。

その後、世界ランク8位のケント・ファリントン(アメリカ)&イージー・ガール号、同ランク13位でFEIジャンピング・ワールドカップ・ファイナル2017チャンピオンのマクレーン・ウォード(アメリカ)&コンタジオス号、ナイエル・ナサール(エジプト)&ダリ―・ロウ号、セルジオ・アルバレス・モヤ(スペイン)&マリブ・デ・ミューズ号など10人馬がクリアラウンド。トータル12人馬がジャンプ・オフへ駒を進めた。

なお、世界3位のダニエル・ドイサー(ドイツ)、同ランク5位で2020東京五輪個人金メダリスト、LGCT2018・2019チャンピオンのベン・マー(イギリス)は減点4、15位のダニエル・ブルマン(イスラエル)は減点2、17位のシェーン・スウィートナム(アイルランド)は減点12に終わり、いずれもジャンプ・オフ進出を逃している。

ジャンプ・オフ(優勝決定戦)

ケント・ファリントン(アメリカ)&イージー・ガール号など3人馬が棄権したため、9人馬で争われたジャンプ・オフでは、8人馬がクリアラウンド。そのうち、一番時計の42.57秒をマークしたマクレーン・ウォード(アメリカ)&コンタジオス号が見事に$50,000 アデクアン® WEFチャレンジカップ・ラウンド4を制し、優勝賞金16,500ドル(約189万円を)を獲得した。

続いて、セルジオ・アルバレス・モヤ(スペイン)&マリブ・デ・ミューズ号が減点0、43.34秒で2位、クロエ・リード(アメリカ)&スーパー・シャトル号が減点0、43.46秒で3位、シュイラー・ライリー(アメリカ)&ロビン・デ・ボンシュアル号が減点0、43.59秒で4位、ナタリー・ディーン(アメリカ)&カミラD号が減点0、44.68秒で5位に。ハリー・スモルダーズ(オランダ)&ドリン号は減点0、47.75秒で7位に入った。

コンタジオス号はドイツ産のジャーマンウォームブラッド種(13歳牡馬)。2018年よりマクレーン・ウォード(アメリカ)とコンビを組み、2019年にアメリカのCSI4*でグランプリ優勝、2020年から2021年にかけて、アメリカのCSI3*で3勝を上げている。

PHOTO:Sportfot

CSI/CSIO
CSIとは国際障害馬術競技会のことであり、Concours de Saut Internationalというフランス語の略語(Sautが障害馬術の意)。CSIは競技レベルの高い方から順に、5*(ファイブスター)、4*(フォースター)、3*(スリースター)、2*(ツースター)、1*(ワンスター)という5段階のクラスが設けられている。CSI-Wの「W」はFEIワールドカップが併催されるという意味。CSIOは「Concours de Saut International Officiel」というフランス語の略語で、国別団体戦を含む国際障害馬術競技会のこと。