[冬季馬術フェスティバル2022 ウィーク2/CSI3*Wellington FL]
現地時間21日、冬季馬術フェスティバル2022 ウィーク2(開催地:アメリカ/フロリダ州ウェリントン)4日目に行われた$37,000 アデクアン® WEFチャレンジカップ・ラウンド2(標準障害飛越競技 238.2.2/150cm)にて、エオイン・マクマホン(アイルランド)&シャコン2号が優勝。2位にサミュエル・ハットン(イギリス)&H&Mキルロ・ヴァン・デン・ボスランド号、3位にエリン・バラード(カナダ)&コメディ・デ・タルマ号が入った。
第1走行
出場58人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は、9番のリチャード・フォーゲル(ドイツ)&ダリウス・デ・ケゼグZ号。続く10番、世界ランク24位のナイエル・ナサール(エジプト)&コロナード号も減点0でフィニッシュし、ジャンプ・オフ(優勝決定戦)が成立する。
その後、世界ランク17位のシェーン・スウィートナム(アイルランド)&インドラ・ファン・デ・オーデ・ヘイホフ号、エドゥアルド・メネゼス(ブラジル)&H.ビッグ・アクション号、マージー・ゴールドスタイン・アングル(アメリカ)&ジャック・オブ・ハーツ号など15人馬がクリアラウンド。トータル17人馬がジャンプ・オフへ駒を進めた。
なお、世界ランク8位のケント・ファリントン(アメリカ)、同ランク13位でFEIジャンピング・ワールドカップ・ファイナル2017チャンピオンのマクレーン・ウォード(アメリカ)は減点8、2004アテネ五輪個人金メダリストのロドリゴ・ペソア(ブラジル)は途中棄権に終わり、いずれもジャンプ・オフ進出を逃している。
ジャンプ・オフ(優勝決定戦)
2人馬が棄権したため、15人馬で争われたジャンプ・オフでは、11人馬がクリアラウンド。そのうち、一番時計の40.29秒をマークしたエオイン・マクマホン(アイルランド)&シャコン2号が見事に$37,000 アデクアン® WEFチャレンジカップ・ラウンド2を制し、優勝賞金12,210ドル(約138万円を)を獲得した。
続いて、サミュエル・ハットン(イギリス)&H&Mキルロ・ヴァン・デン・ボスランド号が減点0、42.25秒で2位、エリン・バラード(カナダ)&コメディ・デ・タルマ号が減点0、42.41秒で3位、ダニエル・コイル(アイルランド)&オーク・グローヴス・カーライル号が減点0、42.58秒で4位、マシュー・ボディ(イギリス)&クリフZ号が減点0、45.06秒で5位に入った。
シャコン2号はドイツ産のオルデンブルガー種(10歳牡馬)。ルドガー・ベールバウム(ドイツ)、フィリップ・ワイスハウプト(ドイツ)を経て、2018年よりエオイン・マクマホン(アイルランド)とコンビを結成。2020年にドイツのCSI3*でグランプリ優勝、2018年のロンジン・香港マスターズ(CSI5*LM Hong Kong )でロンジン・スピードチャレンジ優勝などの成績を残している。
PHOTO:Sportfot
CSI/CSIO
CSIとは国際障害馬術競技会のことであり、Concours de Saut Internationalというフランス語の略語(Sautが障害馬術の意)。CSIは競技レベルの高い方から順に、5*(ファイブスター)、4*(フォースター)、3*(スリースター)、2*(ツースター)、1*(ワンスター)という5段階のクラスが設けられている。CSI-Wの「W」はFEIワールドカップが併催されるという意味。CSIOは「Concours de Saut International Officiel」というフランス語の略語で、国別団体戦を含む国際障害馬術競技会のこと。