[冬季馬術フェスティバル2022 ウィーク10/CSI4*Wellington FL]
現地時間19日、冬季馬術フェスティバル2022 ウィーク10(開催地:アメリカ/フロリダ州ウェリントン)5日目に行われた$216,000 ホースウェア・アイルランド・グランプリ(標準障害飛越競技 238.2.2/160cm)にて、ローラ・クラウト(アメリカ)&コンフ号が優勝。2位にコナー・スワイル(アイルランド)&ヴィタル・チャンス・デ・ラ・ローク号、3位にマーク・マコーリー(アイルランド)&ジャスコVDビショップ号が入った。
第1走行
出場45人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は、5番のアシュリー・フォーゲル(アメリカ)&マディバAG Z号。続いて、7番のペトロネラ・アンダーソン(スウェーデン)&ハリタ O号が減点0でフィニッシュし、ジャンプ・オフ(優勝決定戦)が成立する。
その後、世界ランク4位で2020東京五輪個人金メダリスト、LGCT2018・2019チャンピオンのベン・マー(イギリス)&ジンジャー・ブルー号、同ランク7位のコナー・スワイル(アイルランド)&ヴィタル・チャンス・デ・ラ・ローク号、ローラ・クラウト(アメリカ)&コンフ号、マーク・マコーリー(アイルランド)&ジャスコVDビショップ号など8人馬がクリアラウンド。トータル10人馬がジャンプ・オフへ駒を進めた。
ジャンプ・オフ(優勝決定戦)
迎えたジャンプ・オフでは、8人馬がクリアラウンド。そのうち、一番時計の36.44秒をマークしたローラ・クラウト(アメリカ)&コンフ号が見事に$216,000 ホースウェア・アイルランド・グランプリを制し、優勝賞金54,000ドル(約643万円)を獲得した。
続いて、コナー・スワイル(アイルランド)&ヴィタル・チャンス・デ・ラ・ローク号が減点0.、37.10秒で2位、マーク・マコーリー(アイルランド)&ジャスコVDビショップ号が減点0、37.55秒で3位、ベン・マー(イギリス)&ジンジャー・ブルー号が減点0、37.63秒で4位、リリー・キーナン(アメリカ)&アガナ・ファン・ヘット・ジェレンダルZ号が減点0、38.56秒で5位に入った。
コンフ号はドイツ産のホルシュタイナー種(15歳牡馬)。2016年よりローラ・クラウト(アメリカ)とコンビを組み、2021年にオランダのCSI4*でグランプリ2位、2020年にアメリカのCSI4*でグランプリ優勝という成績を残しているほか、2016年にはCHIOアーヘン2016(CSIO5*Aachen)でも勝ち星を上げている。
PHOTO:Sportfot
CSI/CSIO
CSIとは国際障害馬術競技会のことであり、Concours de Saut Internationalというフランス語の略語(Sautが障害馬術の意)。CSIは競技レベルの高い方から順に、5*(ファイブスター)、4*(フォースター)、3*(スリースター)、2*(ツースター)、1*(ワンスター)という5段階のクラスが設けられている。CSI-Wの「W」はFEIワールドカップが併催されるという意味。CSIOは「Concours de Saut International Officiel」というフランス語の略語で、国別団体戦を含む国際障害馬術競技会のこと。