[冬季馬術フェスティバル2022 ウィーク10/CSI4*Wellington FL]
現地時間17日、冬季馬術フェスティバル2022 ウィーク10(開催地:アメリカ/フロリダ州ウェリントン)3日目に行われた$75,000 アデクアン® WEFチャレンジカップ・ラウンド10(標準障害飛越競技 238.2.2/155cm)にて、 ニコラス・デロ・ジョイオ(アメリカ)&コルネッツ・ケンブリッジ号が優勝。2位にマーク・マコーリー(アイルランド)&ジャスコVDビショップ号、3位にジョーダン・コイル(アイルランド)&セントリコ・ヴォロ号が入った。
第1走行
出場72人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は3番、世界ランク18位のダーラ・ケニー(アイルランド)&ヴォルネイ・ドゥ・ボワデヴィル号。続いて、マーク・マコーリー(アイルランド)&ジャスコVDビショップ号が減点0でフィニッシュし、ジャンプ・オフ(優勝決定戦)が成立する。
その後、世界ランク5位で2020東京五輪個人金メダリスト、LGCT2018・2019チャンピオンのベン・マー(イギリス)&ジンジャー・ブルー号、ジョーダン・コイル(アイルランド)&セントリコ・ヴォロ号、ビート・マンドリ(スイス)&ダサリー号など6人馬がクリアラウンド。トータル8人馬がジャンプ・オフへ駒を進めた。
なお、世界ランク9位のケント・ファリントン(アメリカ)は減点1、同ランク12位でFEIジャンピング・ワールドカップ・ファイナル2017チャンピオンのマクレーン・ウォード(アメリカ)は減点12でのフィニッシュとなり、いずれもジャンプ・オフ進出を逃している。
ジャンプ・オフ(優勝決定戦)
迎えたジャンプ・オフでは、2人馬がクリアラウンド。そのうち、一番時計の37.87秒をマークしたニコラス・デロ・ジョイオ(アメリカ)&コルネッツ・ケンブリッジ号が見事に$75,000 アデクアン® WEFチャレンジカップ・ラウンド10を制し、優勝賞金24,750ドル(約294万円を)を獲得した。
続いて、マーク・マコーリー(アイルランド)&ジャスコVDビショップ号が減点0、39.61秒で2位、ジョーダン・コイル(アイルランド)&セントリコ・ヴォロ号が減点4、36.56秒で3位、ベン・マー(イギリス)&ジンジャー・ブルー号が減点4、37.94秒で4位、クロエ・リード(アメリカ)&スーパー・シャトル号が減点4、40.22秒で5位に入った。
PHOTO:Sportfot
CSI/CSIO
CSIとは国際障害馬術競技会のことであり、Concours de Saut Internationalというフランス語の略語(Sautが障害馬術の意)。CSIは競技レベルの高い方から順に、5*(ファイブスター)、4*(フォースター)、3*(スリースター)、2*(ツースター)、1*(ワンスター)という5段階のクラスが設けられている。CSI-Wの「W」はFEIワールドカップが併催されるという意味。CSIOは「Concours de Saut International Officiel」というフランス語の略語で、国別団体戦を含む国際障害馬術競技会のこと。