[冬季馬術フェスティバル2022 ウィーク1/CSI3*Wellington FL]
現地時間13日、冬季馬術フェスティバル2022 ウィーク1(開催地:アメリカ/フロリダ州ウェリントン)3日目に行われた$37,000 アデクアン® WEFチャレンジカップ・ラウンド1(標準障害飛越競技 238.2.2/150cm)にて、リチャード・フォーゲル(ドイツ)&カランバ92号が優勝。2位にダニエル・ブルマン(イスラエル)&カシミア・デ・ブレイズ号、3位にローレン・バルコム(ニュージーランド)&ヴェルディーニ・ダハウトヴェルドZ号が入った。
第1走行
出場57人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は14番、世界ランク9位のコナー・スワイル(アイルランド)&ギャンブル号。続く15番のエクトル・フロレンティーノ・ロカ(ドミニカ)&ABCクアントム・クルーズ号が減点0でフィニッシュし、ジャンプ・オフ(優勝決定戦)が成立する。
その後、世界ランク13位のマクレーン・ウォード(アメリカ)&H&Mカラット・デザイア号、同ランク15位のダニエル・ブルマン(イスラエル)&カシミア・デ・ブレイズ号、ローレン・バルコム(ニュージーランド)&ヴェルディーニ・ダハウトヴェルドZ号、リチャード・フォーゲル(ドイツ)&カランバ92号など7人馬がクリアラウンド。トータル9人馬がジャンプ・オフへ駒を進めた。
なお、世界ランク8位のケント・ファリントン(アメリカ)は減点8、同ランク17位のシェーン・スウィートナム(アイルランド)は減点4でのフィニッシュとなり、いずれも第1走行で敗退となった。
ジャンプ・オフ(優勝決定戦)
マクレーン・ウォード(アメリカ)が棄権したため、8人馬で争われたジャンプ・オフでは、6番目にスタートを切ったリチャード・フォーゲル(ドイツ)&カランバ92号が一番時計の37.07秒でクリアラウンド。見事に$37,000 アデクアン® WEFチャレンジカップ・ラウンド1を制し、優勝賞金12,210ドル(約139万円を)を獲得した。
続いて、ダニエル・ブルマン(イスラエル)&カシミア・デ・ブレイズ号が減点0、37.15秒で2位、ローレン・バルコム(ニュージーランド)&ヴェルディーニ・ダハウトヴェルドZ号が減点0、38.63秒で3位、コナー・スワイル(アイルランド)&ギャンブル号が減点0、38.66秒で4位、エクトル・フロレンティーノ・ロカ(ドミニカ)&ABCクアントム・クルーズ号が減点0、40.35で5位に入っている。
カランバ92号はドイツ産のウエストファーレン種(11歳セン馬)。2021年6月よりリチャード・フォーゲル(ドイツ)とコンビを結成し、ベルギーのCSI2*で1勝、CSI1*でグランプリ優勝を含む2勝、ドイツのCSI3*で1勝、メキシコのCSI3*でグランプリ優勝を含む2勝を上げている。
PHOTO:Sportfot
CSI/CSIO
CSIとは国際障害馬術競技会のことであり、Concours de Saut Internationalというフランス語の略語(Sautが障害馬術の意)。CSIは競技レベルの高い方から順に、5*(ファイブスター)、4*(フォースター)、3*(スリースター)、2*(ツースター)、1*(ワンスター)という5段階のクラスが設けられている。CSI-Wの「W」はFEIワールドカップが併催されるという意味。CSIOは「Concours de Saut International Officiel」というフランス語の略語で、国別団体戦を含む国際障害馬術競技会のこと。