[冬季馬術フェスティバル2021 ウィーク9/CSI5*Wellington FL]
現地時間13日、冬季馬術フェスティバル2021 ウィーク9(開催地:アメリカ/フロリダ州ウェリントン)最終日に行われた$401,000 フィデリティインベストメンツグランプリ(標準障害飛越競技 238.2.2/160cm)にて、アブデル・サイード(エジプト)&バンディット・サヴォワ号が優勝。2位にダニエル・ドイサー(ドイツ)&キラー・クイーンVDM号、3位にシアン・オコナー(アイルランド)&キルケニー号が入った。
第1走行
出場40人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は、4番のロドリゴ・ペソア(ブラジル)&カーリトズ・ウェイ6号。続いて、7番のブライアン・クルナン(アイルランド)&アーミク号が減点0でフィニッシュし、ジャンプ・オフ(優勝決定戦)が成立する。
その後、世界ランク2位でFEIヨーロッパ選手権2019個人金メダリストのマーティン・フックス(スイス)&レオーネ・ジェイ号、同ランク3位のダニエル・ドイサー(ドイツ)&キラー・クイーンVDM号、2012ロンドン五輪個人銅メダリストのシアン・オコナー(アイルランド)&キルケニー号、エイドリアン・スターンリット(アメリカ)&クリスタルライン号、アブデル・サイード(エジプト)&バンディット・サヴォワ号、ベルトラム・アレン(アイルランド)&パチーノ・アミロ号、シェーン・スウィートナム(アイルランド)&カーリン・ファント・ヴェンネホフ号の7人馬がクリアラウンド。ジャンプ・オフはトータル9人馬で争われることになった。
なお、世界ランク8位でFEIジャンピング・ワールドカップ・ファイナル2018を制したビージー・マッデン(アメリカ)は減点4、同ランク18位のヘンリク・フォン・エッカーマン(スウェーデン)は途中棄権、同ランク20位でLGCT2017チャンピオンのハリー・スモルダーズ(オランダ)は減点12で走行を終え、いずれもジャンプ・オフ進出を逃した。
ジャンプ・オフ(優勝決定戦)
迎えたジャンプ・オフでは、4番目のシアン・オコナー(アイルランド)&キルケニー号が39.09秒でクリアラウンド。先に減点0で走行を終えていたエイドリアン・スターンリット(アメリカ)&クリスタルライン号、ロドリゴ・ペソア(ブラジル)&カーリトズ・ウェイ6号らのタイムを上回り、首位に立つ。
しかし、5番目のアブデル・サイード(エジプト)&バンディット・サヴォワ号が38.70秒でクリアラウンド。一番時計をわずか0.39秒だけ更新して首位に躍り出ると、6番目のダニエル・ドイサー(ドイツ)&キラー・クイーンVDM号もクリアラウンドをきめるが、タイムは38.71秒とサイードには届かない。
そして、7番目のベルトラム・アレン(アイルランド)&パチーノ・アミロ号は失権。8番目のシェーン・スウィートナム(アイルランド)&カーリン・ファント・ヴェンネホフ号はクリアラウンドしたが、タイムは39.83秒。最終9番目のマーティン・フックス(スイス)&レオーネ・ジェイ号は減点4でフィニッシュ。
以上の結果、アブデル・サイード(エジプト)&バンディット・サヴォワ号が見事に$401,000 フィデリティインベストメンツグランプリを制し、優勝賞金132,330ドル(約1,442万円)を獲得した。
PHOTO:Sportfot