[冬季馬術フェスティバル2021 ウィーク8/CSIO4*Wellington FL]
現地時間7日、冬季馬術フェスティバル2021 ウィーク8(開催地:アメリカ/フロリダ州ウェリントン)最終日に行われた$214,000 JTWGグランプリ(標準障害飛越競技 238.2.2/160cm)にて、ダニエル・ドイサー(ドイツ)&スクーデリア1918トバゴZ号が優勝。2位にアンドレ・ティエメ(ドイツ)&チャカリア号、3位にテディ・ヴロック(イスラエル)&アムステルダム27号が入った。
第1走行
出場50人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は、4番のロベルト・テラン・タフル(コロンビア)&デズ・オークトフ号。続いて、6番のテディ・ヴロック(イスラエル)&アムステルダム27号が減点0でフィニッシュし、ジャンプ・オフ(優勝決定戦)が成立する。
その後、世界ランク3位のダニエル・ドイサー(ドイツ)&スクーデリア1918トバゴZ号、ベルトラム・アレン(アイルランド)&キャッスルフィールド・ヴェガス号、マージー・アングル(アメリカ)&ディカス号、イオリ・マイティリノウ(ギリシャ)&レヴィス・デ・ミューズ号、マリア・コスタ(アメリカ)&プレゼンス号、アンドレ・ティエメ(ドイツ)&チャカリア号の6人馬がクリアラウンド。ジャンプ・オフはトータル8人馬で争われることになった。
なお、世界ランク2位でFEIヨーロッパ選手権2019個人金メダリストのマーティン・フックス(スイス)は減点4、同ランク7位のケント・ファリントン(アメリカ)は途中棄権、同ランク8位のビージー・マッデン(アメリカ)は減点12、同ランク9位のダーラ・ケニー(アイルランド)は減点4、同ランク14位のマクレーン・ウォード(アメリカ)は減点4、2012ロンドン五輪個人銅メダリストのシアン・オコナー(アイルランド)は減点12でいずれもジャンプ・オフ進出ならず。
また、日本ナショナルチームメンバーのカレン・ポーリー(木下グループ)&キノ号も2つバーを落として減点8。第1走行での敗退が決まり、22位という結果に終わっている。
ジャンプ・オフ(優勝決定戦)
迎えたジャンプ・オフでは、5番目のアンドレ・ティエメ(ドイツ)&チャカリア号が37.49秒の好タイムでクリアラウンド。先に減点0で走行を終えていたテディ・ヴロック(イスラエル)&アムステルダム27号、ロベルト・テラン・タフル(コロンビア)&デズ・オークトフ号以下のタイムを上回り、首位に立つ。
しかし、6番目のダニエル・ドイサー(ドイツ)&スクーデリア1918トバゴZ号が36.45秒でクリアラウンド。一番時計を1秒以上更新して首位に躍り出ると、7番目のマージー・アングル(アメリカ)&ディカス号も減点0で続くが、タイムは38.84秒。そして、最終8番目のベルトラム・アレン(アイルランド)&キャッスルフィールド・ヴェガス号も2落下の減点8でフィニッシュ。
以上の結果、ダニエル・ドイサー(ドイツ)&スクーデリア1918トバゴZ号が見事に$214,000 JTWGグランプリを制し、優勝賞金70,620ドル(約765万円)を獲得した。
PHOTO:Sportfot