[冬季馬術フェスティバル2021 ウィーク7/CSI5*Wellington FL]
現地時間25日、冬季馬術フェスティバル2021 ウィーク7(開催地:アメリカ/フロリダ州ウェリントン)3日目に行われた$73,000 アデクアン® WEFチャレンジカップ・ラウンド7(標準障害飛越競技 238.2.2/155cm)にて、ダニエル・ドイサー(ドイツ)&スクーデリア1918トバゴZ号が優勝。2位にエドゥアルド・メネゼス(ブラジル)&H5エルヴァロ号、3位にマクレーン・ウォード(アメリカ)&HHアズール号が入った。
第1走行
出場86人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は、4番のエドゥアルド・メネゼス(ブラジル)&H5エルヴァロ号。続いて、11番のクリステン・ヴァンダービーン(アメリカ)&ブル・ランズ・プリンス・オブ・ピース号が減点0でフィニッシュし、ジャンプ・オフ(優勝決定戦)が成立する。
その後、世界ランク3位のダニエル・ドイサー(ドイツ)&スクーデリア1918トバゴZ号、同ランク8位でFEIジャンピング・ワールドカップ・ファイナル2018を制したビージー・マッデン(アメリカ)&グラント号、同ランク14位でFEIジャンピング・ワールドカップ・ファイナル2017を制したマクレーン・ウォード(アメリカ)&HHアズール号、同ランク20位でLGCT2017チャンピオンのハリー・スモルダーズ(オランダ)&モナコ号、アレクサンドラ・ソーントン(イギリス)&コルネットK号など10人馬がクリアラウンド。トータル12人馬がジャンプ・オフへ駒を進めた。
なお、世界ランク5位でLGCT2018・2019チャンピオンのベン・マー(イギリス)は途中棄権。同ランク7位のケント・ファリントン(アメリカ)は減点8、同ランク9位のダーラ・ケニー(アイルランド)は減点4でのフィニッシュとなり、いずれもジャンプ・オフ進出を逃した。
ジャンプ・オフ(優勝決定戦)
2人馬が出場を辞退し、10人馬での争いとなったジャンプ・オフでは、トップバッターのエドゥアルド・メネゼス(ブラジル)&H5エルヴァロ号が早々とクリアラウンド。40.12秒の好タイムをマークし、後続の人馬にプレッシャーをかける。
ハリー・スモルダーズ(オランダ)&モナコ号、クリステン・ヴァンダービーン(アメリカ)&ブル・ランズ・プリンス・オブ・ピース号など2番目から5番目の人馬はすべて減点4。6番目のマクレーン・ウォード(アメリカ)&HHアズール号、8番目のアレクサンドラ・ソーントン(イギリス)&コルネットK号はクリアラウンドするが、タイムはウォードが40.58秒、ソーントンが45.87秒。また、9番目のビージー・マッデン(アメリカ)&グラント号も減点4で、いずれもメネゼスには及ばない。
しかし、最終10番目のダニエル・ドイサー(ドイツ)&スクーデリア1918トバゴZ号が39.15秒でクリアラウンド。一番時計を1秒近く更新する快走で$73,000 アデクアン® WEFチャレンジカップ・ラウンド7を制し、優勝賞金24,090ドル(約256万円)を獲得した。
PHOTO:Sportfot