[冬季馬術フェスティバル2021 ウィーク5/CSI5*Wellington FL]
現地時間12日、冬季馬術フェスティバル2021 ウィーク5(開催地:アメリカ/フロリダ州ウェリントン)5日目に行われた$401,000 ダグラス・エリマン・リアルエステート・グランプリ(標準障害飛越競技 238.2.2/160cm)にて、シェーン・スウィートナム(アイルランド)&アレハンドロ号が優勝。2位にマーティン・フックス(スイス)&クルーニー51号、3位にデヴィン・ライアン(アメリカ)&エディー・ブルー号が入った。
第1走行
出場41人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は、1番のデヴィン・ライアン(アメリカ)&エディー・ブルー号。続いて、17番のマリオ・デスローリエ(カナダ)&バルドリーナ2号が減点0でフィニッシュし、ジャンプ・オフ(優勝決定戦)が成立する。
その後、世界ランク2位でFEIヨーロッパ選手権2019個人金メダリストのマーティン・フックス(スイス)&クルーニー51号、同ランク8位でFEIジャンピング・ワールドカップ・ファイナル2018を制したビージー・マッデン(アメリカ)&ガラント号、ジェシカ・スプリングスティーン(アメリカ)&ドン・ファン・ヴァン・デ・ドンホーブ号、ベルトラム・アレン(アイルランド)&パチーノ・アミロ号、エミリー・モフィット(イギリス)&ウイニング・グッド号、ルーシー・デスローリエ(アメリカ)&へスター号、シェーン・スウィートナム(アイルランド)&アレハンドロ号の7人馬がクリアラウンド。ジャンプ・オフは9人馬で争われることになった。
なお、2008北京五輪個人金メダリストのエリック・ラマーズ(カナダ)は減点1、世界ランク5位でLGCT2018・2019チャンピオンのベン・マー(イギリス)、同ランク20位でLGCT2017チャンピオンのハリー・スモルダーズ(オランダ)は減点4、世界ランク3位のダニエル・ドイサー(ドイツ)は減点8、同ランク9位のダーラ・ケニー(アイルランド)、同ランク18位のヘンリク・フォン・エッカーマン(スウェーデン)は減点12、同ランク14位のマクレーン・ウォード(アメリカ)は途中棄権で第1走行敗退での敗退が決まった。
ジャンプ・オフ(優勝決定戦)
迎えたジャンプ・オフでは、トップバッターのデヴィン・ライアン(アメリカ)&エディー・ブルー号が早々とクリアラウンド。38.74秒の好タイムをマークすると、3番目のジェシカ・スプリングスティーン(アメリカ)&ドン・ファン・ヴァン・デ・ドンホーブ号、4番目のベルトラム・アレン(アイルランド)&パチーノ・アミロ号など、後続の5人馬は次々とバーを落とし、いずれも減点4で走行を終える。
しかし、7番目のマーティン・フックス(スイス)&クルーニー51号が37.16秒でクリアラウンド。ライアンのタイムを上回り、堂々首位に躍り出る。続く8番目のビージー・マッデン(アメリカ)&ガラント号もクリアラウンドするが、タイムは46.66秒でフックスには大きく及ばない。
そして、いよいよ最終9番目のシェーン・スウィートナム(アイルランド)&アレハンドロ号がアリーナへ。大きな重圧のかかるなかでスタートを切った人馬だったが、終始果敢に攻め続け、一番時計をわずか0.13秒だけ更新する37.03秒でクリアラウンド。見事に$401,000 ダグラス・エリマン・リアルエステート・グランプリを制した。
PHOTO:Sportfot