[冬季馬術フェスティバル2021 ウィーク5/CSI5*Wellington FL]
現地時間11日、冬季馬術フェスティバル2021 ウィーク5(開催地:アメリカ/フロリダ州ウェリントン)3日目に行われた$73,000 アデクアン® WEFチャレンジカップ・ラウンド5(標準障害飛越競技 238.2.2/155cm)にて、ルーシー・デスローリエ(アメリカ)&へスター号が優勝。2位にニコル・シャヒニアン・シンプソン(アメリカ)&アクナ・マタタ号、3位にエドゥアルド・メネゼス(ブラジル)&H5クゥイントル号が入った。
第1走行
出場56人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は、2番のエドゥアルド・メネゼス(ブラジル)&H5クゥイントル号。続いて、4番のニコル・シャヒニアン・シンプソン(アメリカ)&アクナ・マタタ号が減点0でフィニッシュし、ジャンプ・オフ(優勝決定戦)が成立する。
その後、世界ランク5位でLGCT2018・2019チャンピオンのベン・マー(イギリス)&エクスプロージョンW号、同ランク14位でFEIジャンピング・ワールドカップ・ファイナル2017を制したマクレーン・ウォード(アメリカ)&カスパー・ファン・ヘット・ヘレホフ号、ローラ・クラウト(アメリカ)&コンフ号、ルーシー・デスローリエ(アメリカ)&へスター号、ティファニー・フォスター(カナダ)&フィガー号、デヴィン・ライアン(アメリカ)&エディー・ブルー号など16人馬がクリアラウンド。トータル18人馬がジャンプ・オフへ駒を進めた。
なお、世界ランク3位のダニエル・ドイサー(ドイツ)は減点1、世界ランク9位のダーラ・ケニー(アイルランド)は減点4、世界ランク2位でFEIヨーロッパ選手権2019個人金メダリストのマーティン・フックス(スイス)は減点5、世界ランク7位のケント・ファリントン(アメリカ)、同ランク8位のビージー・マッデン(アメリカ)は減点8、2008北京五輪個人金メダリストのエリック・ラマーズ(カナダ)は減点9でいずれもジャンプ・オフ進出を逃している。
ジャンプ・オフ(優勝決定戦)
3人馬が出場辞退し、15人馬での争いとなったジャンプ・オフでは、2番目のニコル・シャヒニアン・シンプソン(アメリカ)&アクナ・マタタ号が32.89秒の好タイムでクリアラウンド。先に減点0で走行を終えていたエドゥアルド・メネゼス(ブラジル)&H5クゥイントル号のタイム(33.19秒)を上回り、首位に立つ。
3番目のデヴィン・ライアン(アメリカ)&エディー・ブルー号、5番目のローラ・クラウト(アメリカ)&コンフ号も減点0で続くが、いずれもシンプソンのタイムには及ばない。しかし、6番目のルーシー・デスローリエ(アメリカ)&へスター号が31.97秒でクリアラウンド。一番時計を0.92秒だけ更新して、首位に躍り出る。
そして、後続の人馬も、9番目のマクレーン・ウォード(アメリカ)&カスパー・ファン・ヘット・ヘレホフ号、11番目のティファニー・フォスター(カナダ)&フィガー号、13番目のベン・マー(イギリス)&エクスプロージョンW号など6人馬がクリアラウンドするが、タイムはウォードの33.44秒が最高でデスローリエには届かず。
以上の結果、ルーシー・デスローリエ(アメリカ)&へスター号が見事に$73,000 アデクアン® WEFチャレンジカップ・ラウンド5を制し、優勝賞金24,090ドル(約252万円)を獲得した。
PHOTO:Sportfot