[冬季馬術フェスティバル2021 ウィーク4/CSI4*Wellington FL]
現地時間7日、冬季馬術フェスティバル2021 ウィーク4(開催地:アメリカ/フロリダ州ウェリントン)最終日に行われた$214,000 M&Sグレートアメリカン・グランプリ(標準障害飛越競技 238.2.2/160cm)にて、ダニエル・ドイサー(ドイツ)&キラー・クイーンVDM号が優勝。2位にアシュリー・ボンド(イスラエル)&ドナテッロ141号、3位にマクレーン・ウォード(アメリカ)&コンテイジウス号が入った。
第1走行
出場45人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は、7番のエイミー・ミラー(カナダ)&トルーマン号。続く8番のアルベルト・ミチャン(イスラエル)&コーサ・ノストラ号も減点0でフィニッシュし、ジャンプ・オフ(優勝決定戦)が成立する。
その後、世界ランク2位でFEIヨーロッパ選手権2019個人金メダリストのマーティン・フックス(スイス)&レオーネ・ジェイ号、同ランク3位のダニエル・ドイサー(ドイツ)&キラー・クイーンVDM号、9位のダーラ・ケニー(アイルランド)、&チック・チック号、14位でFEIジャンピング・ワールドカップ・ファイナル2017を制したマクレーン・ウォード(アメリカ)&コンテイジウス号など10人馬がクリアラウンド。ジャンプ・オフはトータル12人馬で争われることになった。
なお、世界ランク8位でFEIジャンピング・ワールドカップ・ファイナル2017を制したビージー・マッデン(アメリカ)、同ランク18位のヘンリク・フォン・エッカーマン(スウェーデン)は減点4、世界ランク7位のケント・ファリントン(アメリカ)、2012ロンドン五輪個人銅メダリストのシアン・オコナー(アイルランド)は減点8、2008北京五輪個人金メダリストのエリック・ラマーズ(カナダ)は減点12でフィニッシュし、いずれもジャンプ・オフ進出を逃している。
ジャンプ・オフ(優勝決定戦)
迎えたジャンプ・オフでは、4番目にスタートを切ったアシュリー・ボンド(イスラエル)&ドナテッロ141号が40.41秒の好タイムでクリアラウンド。先に減点0で走行を終えていたエイミー・ミラー(カナダ)&トルーマン号のタイムを5秒以上も上回り、首位に立つ。
6番目のルーシー・デスローリエ(アメリカ)&へスター号、7番目のティファニー・フォスター(カナダ)&ノーザン・ライト号、8番目のリリー・キーナン(アメリカ)&スカイホース号も減点0で続くが、タイムはデスローリエが40.68秒、フォスターが40.96秒、キーナンが46.53秒でミラーには届かない。
しかし、9番目のダニエル・ドイサー(ドイツ)&キラー・クイーンVDM号が39.98秒でクリアラウンド。一番時計を0.43秒だけ更新して首位に躍り出ると、10番目のマーティン・フックス(スイス)&レオーネ・ジェイ号、11番目のダーラ・ケニー(アイルランド)、&チック・チック号、最終12番目のマクレーン・ウォード(アメリカ)&コンテイジウス号もクリアラウンドをきめるが、タイムはフックスが44.45秒、ケニーが41.72秒、ウォードが40.66秒といずれもドイサーには及ばず。
以上の結果、ダニエル・ドイサー(ドイツ)&キラー・クイーンVDM号が見事に$214,000 M&Sグレートアメリカン・グランプリを制し、優勝賞金70,620ドル(約745万円)を獲得した。
PHOTO:Sportfot