[冬季馬術フェスティバル2021 ウィーク4/CSI4*Wellington FL]
現地時間5日、冬季馬術フェスティバル2021 ウィーク4(開催地:アメリカ/フロリダ州ウェリントン)4日目に行われた$50,000 アデクアン® WEFチャレンジカップ・ラウンド4(標準障害飛越競技 238.2.2/150cm)にて、ブリス・ヒアーズ(アメリカ)&アンチドート・デ・マーズ号が優勝。2位にダニエル・ドイサー(ドイツ)&キラー・クイーンVDM号、3位にローラ・クラウト(アメリカ)&フリューレット号が入った。
第1走行
出場69人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は4番、ジェシカ・スプリングスティーン(アメリカ)&ドン・ファン・ヴァン・デ・ドンホーブ号。続いて8番、世界ランク3位のダニエル・ドイサー(ドイツ)&キラー・クイーンVDM号が減点0でフィニッシュし、ジャンプ・オフ(優勝決定戦)が成立する。
その後、世界ランク13位のヘンリク・フォン・エッカーマン(スウェーデン)&リトル・マジック・D’アショー号、同ランク14位でFEIジャンピング・ワールドカップ・ファイナル2017を制したマクレーン・ウォード(アメリカ)&コンテイジウス号、ローラ・クラウト(アメリカ)&フリューレット号、エイドリアン・スターンリット(アメリカ)&ベニーズ・レガシー号、ローレン・ハウ(アメリカ)&パロマ号、ブリス・ヒアーズ(アメリカ)&アンチドート・デ・マーズ号など13人馬がクリアラウンド。トータル15人馬がジャンプ・オフへ駒を進めた。
なお、世界ランク2位でFEIヨーロッパ選手権2019個人金メダリストのマーティン・フックス(スイス)、同ランク9位のダーラ・ケニー(アイルランド)、20位でLGCT2017チャンピオンのハリー・スモルダーズ(オランダ)、2012ロンドン五輪個人銅メダリストのシアン・オコナー(アイルランド)は減点4、世界ランク8位でFEIジャンピング・ワールドカップ・ファイナル2018を制したビージー・マッデン(アメリカ)は減点12で第1走行での敗退が決まった。
ジャンプ・オフ(優勝決定戦)
2人馬が出場辞退したため、13人馬での争いとなったジャンプ・オフでは、2番目にスタートを切ったダニエル・ドイサー(ドイツ)&キラー・クイーンVDM号が39.23秒の好タイムでクリアラウンド。先に減点4で走行を終えていたジェシカ・スプリングスティーン(アメリカ)&ドン・ファン・ヴァン・デ・ドンホーブ号をかわして、首位に立つ。
5番目のヘンリク・フォン・エッカーマン(スウェーデン)&リトル・マジック・D’アショー号、6番目のローレン・ハウ(アメリカ)&パロマ号も減点0で続くが、タイムはフォン・エッカーマンが40.26秒、ハウが41.50秒。8番目のマクレーン・ウォード(アメリカ)&コンテイジウス号は2落下の減点8で、いずれもドイサーには及ばない。
しかし、9番目のブリス・ヒアーズ(アメリカ)&アンチドート・デ・マーズ号が38.98秒でクリアラウンド。一番時計を0.25秒だけ更新して首位に躍り出ると、10番目のアダム・プルデント(アメリカ)&バロウティニュ号、11番目のエイドリアン・スターンリット(アメリカ)&ベニーズ・レガシー号、12番目のコナー・スワイル(アイルランド)&コス・ヴァン・ヘイスト号は減点4。
そして、最終13番目のローラ・クラウト(アメリカ)&フリューレット号はクリアラウンドをきめたが、タイムは39.55秒でヒアーズには届かず。以上の結果、ブリス・ヒアーズ(アメリカ)&アンチドート・デ・マーズが見事に$50,000 アデクアン® WEFチャレンジカップ・ラウンド4を制し、優勝賞金16,500ドル(約173万円を)を獲得した。
PHOTO:Sportfot