[冬季馬術フェスティバル2021 ウィーク12/CSI4*Wellington FL]
現地時間3日、冬季馬術フェスティバル2021 ウィーク12(開催地:アメリカ/フロリダ州ウェリントン)5日目に行われた$214,000 ウェリントン・アグリカルチュアルサービス・グランプリ(標準障害飛越競技 238.2.2/160cm)にて、アダム・プルデント(アメリカ)&バロウティヌエ号が優勝。2位にジム・イフコ(カナダ)&アン・ディアマント・デ・フォレッツ号、3位にケント・ファリントン(アメリカ)&ガゼル号が入った。
第1走行
出場42人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は、5番のイオリ・マイティリノウ(ギリシャ)&レヴィス・デ・ミューズ号。続いて、11番のジム・イフコ(カナダ)&アン・ディアマント・デ・フォレッツ号が減点0でフィニッシュし、ジャンプ・オフ(優勝決定戦)が成立する。
その後、世界ランク7位のケント・ファリントン(アメリカ)&ガゼル号、同ランク12位でFEIジャンピング・ワールドカップ・ファイナル2017 チャンピオンのマクレーン・ウォード(アメリカ)&カスパー・ファン・ヘット・ヘレホフ号、アダム・プルデント(アメリカ)&バロウティヌエ号、クリステン・ヴァンダービーン(アメリカ)&ブル・ランズ・リゼン号、ナイエル・ナサール(エジプト)&ルシファーV号、ローラ・クラウト(アメリカ)&ゴールドウィン号の6人馬がクリアラウンド。ジャンプ・オフはトータル8人馬で争われることになった。
なお、世界ランク5位でLGCT2018・2019チャンピオンのベン・マー(イギリス)は減点16、同ランク9位のダーラ・ケニー(アイルランド)は途中棄権で敗退。日本ナショナルチームメンバーのカレン・ポーリー(木下グループ)&セリーヌ号も失権でジャンプ・オフ進出を逃している。
ジャンプ・オフ(優勝決定戦)
迎えたジャンプ・オフでは、2番目のジム・イフコ(カナダ)&アン・ディアマント・デ・フォレッツ号が36.54秒の好タイムでクリアラウンド。先に減点0で走行を終えていたイオリ・マイティリノウ(ギリシャ)&レヴィス・デ・ミューズ号のタイムを3秒以上も上回り、首位に立つ。
しかし、3番目のアダム・プルデント(アメリカ)&バロウティヌエ号が35.28秒でクリアラウンド。一番時計をさらに1.26秒更新して首位に躍り出ると、4番目のクリステン・ヴァンダービーン(アメリカ)&ブル・ランズ・リゼン号は減点8、5番目のナイエル・ナサール(エジプト)&ルシファーV号は減点4。
また、6番目のケント・ファリントン(アメリカ)&ガゼル号はクリアラウンドするも、タイムは37.37秒。7番目のマクレーン・ウォード(アメリカ)&カスパー・ファン・ヘット・ヘレホフ号は減点12。そして、最終8番目のローラ・クラウト(アメリカ)&ゴールドウィン号は減点0でフィニッシュしたが、タイムは40.85秒とプルデントには大きく及ばず。
以上の結果、アダム・プルデント(アメリカ)&バロウティヌエ号が見事に$214,000 ウェリントン・アグリカルチュアルサービス・グランプリを制し、優勝賞金70,620ドル(約781万円)を獲得した。
PHOTO:Sportfot