WEFチャレンジカップ・ラウンド11はアシュリー・ボンド(イスラエル)が優勝/冬季馬術フェスティバル2021 ウィーク11

冬季馬術フェスティバル

[冬季馬術フェスティバル2021 ウィーク11/CSI5*Wellington FL]

現地時間25日、冬季馬術フェスティバル2021 ウィーク11(開催地:アメリカ/フロリダ州ウェリントン)3日目に行われた$137,000 アデクアン® WEFチャレンジカップ・ラウンド11(標準障害飛越競技 238.2.2/155cm)にて、アシュリー・ボンド(イスラエル)&ドナテロ141号が優勝。2位にシアン・オコナー(アイルランド)&キルケニー号、3位にダーラ・ケニー(アイルランド)&ヴィンチ・デ・ボーフォー号が入った。

第1走行

出場56人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は、1番のブリス・ヒアーズ(アメリカ)&アンチドート・デ・マーズ号。続く2番のブライアン・モーグル(アメリカ)&バロウ・デュ・レヴェントン号も減点0でフィニッシュし、早々とジャンプ・オフ(優勝決定戦)が成立する。

その後、世界ランク3位のダニエル・ドイサー(ドイツ)&スクーデリア1918トバゴZ号、同ランク9位のダーラ・ケニー(アイルランド)&ヴィンチ・デ・ボーフォー号、同ランク12位のマクレーン・ウォード(アメリカ)&カスパー・ファン・ヘット・ヘレホフ号、同ランク18位のヘンリク・フォン・エッカーマン(スウェーデン)&グラマー・ガール号、同ランク20位のハリー・スモルダーズ(オランダ)&ビンゴ・デュ・パーク号、2012ロンドン五輪個人銅メダリストのシアン・オコナー(アイルランド)&キルケニー号、ローラ・クラウト(アメリカ)&ゴールドウィン号、アシュリー・ボンド(イスラエル)&ドナテロ141号、クロエ・リード(アメリカ)&スーパー・シャトル号など20人馬がクリアラウンド。全22人馬がジャンプ・オフへ駒を進めた。

なお、世界ランク2位でFEIヨーロッパ選手権2019個人金メダリストのマーティン・フックス(スイス)は減点4、同ランク7位のケント・ファリントン(アメリカ)は減点8、同ランク8位のビージー・マッデン(アメリカ)は減点4でのフィニッシュとなり、いずれも第1走行での敗退が決まった。

ジャンプ・オフ(優勝決定戦)

ダニエル・ドイサー(ドイツ)&スクーデリア1918トバゴZ号など9人馬が出場辞退となったため、13人馬での争いとなったジャンプ・オフでは、4番目のシアン・オコナー(アイルランド)&キルケニー号が41.12秒の好タイムでクリアラウンド。先に減点0で走行を終えていたクロエ・リード(アメリカ)&スーパー・シャトル号をかわして、首位に立つ。

5番目のマクレーン・ウォード(アメリカ)&カスパー・ファン・ヘット・ヘレホフ号は減点4。6番目のローラ・クラウト(アメリカ)&ゴールドウィン号、9番目のダーラ・ケニー(アイルランド)&ヴィンチ・デ・ボーフォー号、10番目のハリー・スモルダーズ(オランダ)&ビンゴ・デュ・パーク号はクリアラウンドしたが、いずれもオコナーのタイムには届かない。

しかし、12番目のアシュリー・ボンド(イスラエル)&ドナテロ141号が40.29秒でクリアラウンド。一番時計を0.83秒更新して首位に躍り出ると、最終13番目のヘンリク・フォン・エッカーマン(スウェーデン)&グラマー・ガール号は減点4でフィニッシュ。

以上の結果、アシュリー・ボンド(イスラエル)&ドナテロ141号が見事に$137,000 アデクアン® WEFチャレンジカップ・ラウンド11を制し、優勝賞金45,210ドル(約493万円)を獲得した。

PHOTO:Sportfot