[冬季馬術フェスティバル2021 ウィーク10/CSI3*Wellington FL]
現地時間21日、冬季馬術フェスティバル2021 ウィーク10(開催地:アメリカ/フロリダ州ウェリントン)最終日に行われた$137,000 ホースウェア・アイルランド・グランプリ(標準障害飛越競技 238.2.2/150cm)にて、ダーラ・ケニー(アイルランド)&グレート・ティキラJ号が優勝。2位にヒラリー・マクナーニー(アメリカ)&ラヴライト号、3位にミミ・ゴクマン(アメリカ)&ビリー・ドリト号が入った。
第1走行
出場46人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は、1番のマックス・ワクマン(アイルランド)&ラザロ・デル・スキアーヴィ号。続いて、5番のミミ・ゴクマン(アメリカ)&ビリー・ドリト号が減点0でフィニッシュし、ジャンプ・オフ(優勝決定戦)が成立する。
その後、世界ランク3位のダニエル・ドイサー(ドイツ)&カサルノヴァ号、同ランク5位でLGCT2018・2019チャンピオンのベン・マー(イギリス)&ジンジャー・ブルー号、同ランク9位のダーラ・ケニー(アイルランド)&グレート・ティキラJ号、2008北京五輪個人金メダリストのエリック・ラマーズ(カナダ)&チャコ・キッド号、エイドリアン・スターンリット(アメリカ)&ジャスト・ア・ギャンブル号、ヒラリー・マクナーニー(アメリカ)&ラヴライト号など8人馬がクリアラウンド。ジャンプ・オフはトータル10人馬で争われることになった。
なお、世界ランク7位のケント・ファリントン(アメリカ)、同ランク8位でFEIジャンピング・ワールドカップ・ファイナル2018を制したビージー・マッデン(アメリカ)はいずれも減点4で走行を終え、ジャンプ・オフへ駒を進めることはできなかった。
ジャンプ・オフ(優勝決定戦)
迎えたジャンプ・オフでは、3番目のヒラリー・マクナーニー(アメリカ)&ラヴライト号が36.53秒の好タイムでクリアラウンド。先に減点0で走行を終えていたミミ・ゴクマン(アメリカ)&ビリー・ドリト号のタイムを4秒以上も上回り、首位に立つ。
しかし、6番目のダーラ・ケニー(アイルランド)&グレート・ティキラJ号が35.24秒でクリアラウンド。一番時計をさらに1.29秒更新して首位に躍り出ると、7番目のエリック・ラマーズ(カナダ)&チャコ・キッド号、8番目のダニエル・ドイサー(ドイツ)&カサルノヴァ号は減点4。9番目のエイドリアン・スターンリット(アメリカ)&ジャスト・ア・ギャンブル号は減点8。そして、最終10番目のベン・マー(イギリス)&ジンジャー・ブルー号も減点4でフィニッシュ。
以上の結果、ダーラ・ケニー(アイルランド)&グレート・ティキラJ号が見事に$137,000 ホースウェア・アイルランド・グランプリを制し、優勝賞金45,210ドル(約491万円)を獲得した。
PHOTO:Sportfot