[冬季馬術フェスティバル2021 ウィーク10/CSI3*Wellington FL]
現地時間19日、冬季馬術フェスティバル2021 ウィーク10(開催地:アメリカ/フロリダ州ウェリントン)4日目に行われた$37,000 アデクアン® WEFチャレンジカップ・ラウンド10(標準障害飛越競技 238.2.2/150cm)にて、ベン・マー(イギリス)&ジンジャー・ブルー号が優勝。2位にマージー・アングル(アメリカ)&ディカス号、3位にダーラ・ケニー(アイルランド)&グレート・ティキラJ号が入った。
第1走行
出場95人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は、16番のナイエル・ナサール(エジプト)&オークス・レッドウッド号。続く17番、世界ランク5位でLGCT2018・2019チャンピオンのベン・マー(イギリス)&ジンジャー・ブルー号が減点0でフィニッシュし、序盤の時点でジャンプ・オフ(優勝決定戦)が成立する。
その後、世界ランク9位のダーラ・ケニー(アイルランド)&グレート・ティキラJ号、マージー・アングル(アメリカ)&ディカス号、アブデル・サイード(エジプト)&オーク・グローヴス・ライス号、エドゥアルド・メネゼス(ブラジル)&H5 エルヴァロ号、マックス・ワクマン(アイルランド)&ラザロ・デル・スキアーヴィ号、アロンソ・バルデス・プラード(ペルー)&アクエロ号、レイシー・ギルバートソン(アメリカ)&ヴィティ・デ・ロンガ号の7人馬がクリアラウンド。トータル9人馬がジャンプ・オフへ駒を進めた。
なお、世界ランク2位でFEIヨーロッパ選手権2019個人金メダリストのマーティン・フックス(スイス)は減点8、同ランク7位のケント・ファリントン(アメリカ)は減点1、2008北京五輪個人金メダリストのエリック・ラマーズ(カナダ)は減点14、日本ナショナルチームメンバーのカレン・ポーリー(木下グループ)は失権に終わり、いずれもジャンプ・オフ進出を逃している。
ジャンプ・オフ(優勝決定戦)
エジプト勢2人馬が出場辞退となり、7人馬で争われたジャンプ・オフでは、トップバッターのベン・マー(イギリス)&ジンジャー・ブルー号が早々とクリアラウンド。39.66の好タイムをマークし、後続の人馬にプレッシャーをかける。
すると、2番目のアロンソ・バルデス・プラード(ペルー)&アクエロ号は減点12。3番目のマージー・アングル(アメリカ)&ディカス号も減点0で続くが、タイムは39.96秒とわずかに及ばず。4番目のレイシー・ギルバートソン(アメリカ)&ヴィティ・デ・ロンガ号は失権。
さらに、5番目のエドゥアルド・メネゼス(ブラジル)&H5 エルヴァロ号は減点8、6番目のマックス・ワクマン(アイルランド)&ラザロ・デル・スキアーヴィ号は減点4、最終7番目のダーラ・ケニー(アイルランド)&グレート・ティキラJ号は38.20秒というトップタイムを叩き出したものの、1落下があり減点4でフィニッシュ。
以上の結果、ベン・マー(イギリス)&ジンジャー・ブルー号が見事に$37,000 アデクアン® WEFチャレンジカップ・ラウンド10を制し、優勝賞金12,210ドル(約133万円)を獲得した。
PHOTO:Sportfot