国内障害馬術競技 現地観戦ガイド

国内トップレベルの障害馬術競技会を自由・無料で観戦できる!

障害馬術競技を観戦してみたいと思っても、「いつどこで開催している?」「チケットはどこで買えばいい?」「会場の雰囲気ってどんな感じ?」など、わからないことも多いはず。そこで初めての人でも安心して馬術競技を楽しめるよう、競技会観戦のプロセスを解説します。

STEP1
競技会の開催スケジュールを確認

まず、「いつ、どこで、どのような競技会が開催されているのか」を確認しましょう。日本馬術連盟(JEF)のWEBサイトにアクセスして、「イベントカレンダー(※トップ画面左側)」をクリックしてください。当月に開催する馬術競技会が、種目ごとに色分けされて表示されていますので、気になる競技会を探してみましょう。水色で表示されているが、障害馬術競技会です。

STEP2
各競技会の詳細を確認

気になる競技会をクリックすると「競技一覧」画面が表示されます。ここで下記のポイントを確認しましょう。

<確認するポイント>
➊ 開催日程
馬術競技会は多くの場合、週末の金曜から日曜まで、2〜3日間にわたって開催されます。
❷ 大会種別
「公認」という記載がある競技会は、日本馬術連盟(JEF)の公認競技会です。
➌ 開催会場
会場となるのは、馬術競技場や乗馬クラブ・関連施設です。
➍ 競技場タイプ
「アウトドア」は屋外競技場、「インドア」は屋内競技場での開催となります。
➎ カテゴリー
障害飛越競技会のみに適用されるもので、競技会のレベル(格)を示しています。★の数が多いほどレベルが高く、★(ワンスター)から★★★★(フォースター)まであります。なお、日本馬術連盟主催の障害馬術競技会(全日本障害馬術大会PartⅠ/PartⅡ、全日本ジュニア障害馬術大会)にはカテゴリーが適用されていません。
➏ FEI公認
「あり」という記載がある競技会では、国際馬術連盟(FEI)が公認する国際競技が実施されます。国内の障害馬術競技会で国際競技が開催されるのは、毎年3月に開催される国際馬術掛川(CSI2*Kakegawa)とFEIジャンピング・ワールドカップ日本リーグ(CSI1*-W)が実施される7大会のみです。

STEP3
開催会場を確認

開催会場のサイトにアクセスして、所在地や交通手段、駐車場の有無などを確認しましょう。会場の多くは交通の便が悪いところにあります。最寄りの駅から徒歩30分以上かかることも珍しくありません。公共交通機関を利用する場合、駅からタクシーやバスで移動することになりますので、その料金や所要時間も事前に確認しておくといいでしょう。なお、入場チケットの事前購入は必要ありません。国内で開催される馬術競技会は入退場自由・無料で観戦することができます。(※一部、会場がある施設への入場料・入園料が必要になる場合があります)

主な馬術競技場

STEP4
いざ、馬術競技会観戦へ

●まずは、タイムテーブルと出番表を入手する

会場に到着したら、まずはタイムテーブルと出場選手名が記載されている出番表を入手しましょう。これらがないと「観たい競技がいつ行われるのか」「今、走行している選手は誰なのか」がわからず、とても不便です。大抵の場合、タイムテーブルや出番表は会場施設内の事務所やクラブハウスなどで掲示・配布されていますし、主催者のホームページやSNSにアップされているケースも多いです。

●次に観戦席を確保する

タイムテーブルや出番表を手に入れたら、次は観戦する座席を確保しましょう。関係者専用の席や立ち入り禁止区画にある席でなければ、どこに座っても問題はありません。屋外競技場は屋根のついていないところも多いので、雨天の日はレインコートやお尻の下に敷く小さめのビニールシートなどを持っていくといいでしょう。また、夏場は日焼け止めや虫除け、冬場は防寒用のブランケットやホッカイロなどを用意しておくと、より快適に観戦できます。

●観戦中の注意事項

いよいよ競技が始まります。競技中は「大声を出す」「フラッシュ撮影をする」「馬場を囲む柵から身を乗り出す」などの危険行為は絶対にしないこと!! 馬が驚き、事故につながる可能性があります。また、自分で出したゴミは必ずゴミ箱に捨てるか、自分で持ち帰りましょう。