[サマージャンピングYH2023/日本馬術連盟公認2*競技会]
2023年7月20日(木)~7月23日(日)の4日間にわたり、サマージャンピングYH2023(開催地:山梨県馬術競技場/山梨県北杜市)が開催され、大会最終日には大障害B・中障害A・中障害B・中障害C・中障害D各クラスのファイナル(決勝競技)が行われた。各競技の優勝人馬および競技結果は以下の通り。
中障害飛越Dファイナル
-優勝-
伊納伶香&R’sデコニング号
(犬山乗馬クラブ)
60人馬が出場した中障害飛越Dファイナル(標準障害飛越競技238.2.2/110cm以下)では、第1走行で14人馬がクリアラウンド(減点0で走行を終えること)し、ジャンプ・オフ(優勝決定戦)へ。1人馬が棄権したため、13人馬で争われたジャンプ・オフでは、5人馬がクリアラウンド(減点0で走行を終えること)。そのうち、一番時計の29.12秒をマークした伊納伶香&R’sデコニング号(犬山乗馬クラブ)が見事に優勝を飾り、賞金6万円を獲得した。
続いて、村上 篤&ゴールデンストーン号(オリエント馬事センター)が減点0、29.31秒で2位、大会2日目の中障害飛越D S&Hを勝った中村麻希&アデル号(笠松ライディングスクール)が減点0、29.52秒で3位、伊納伶香&R’sクワイトライト号(犬山乗馬クラブ)が減点0、29.76秒で4位、永井めぐみ&ヴァントゥー号(ニシワキステーブル)が減点0、34.02秒で5位に入った。
なお、村上 篤とのコンビで大会3日目の中障害飛越D 標準を勝ったガルガンチュア号(オリエント馬事センター)は日吉夏樹とのコンビで出場。ジャンプ・オフを減点17でフィニッシュし、13位という結果に終わっている。
R’sデコニング号(犬山乗馬クラブ)はオランダ産のKWPN種(17歳セン馬)。2018年より日本馬術連盟公認競技会に参戦し、全日本ジュニア障害馬術大会2021でヤングライダー障害飛越競技S&H 2位、みっきぃオータムホースショー 2022(3スター)でみっきぃジャンプM-A partⅡ優勝、ジャパン・オープン2023年度 第2戦(4スター)でDグレード標準障害優勝などの成績を残している。
中障害飛越Cファイナル
-優勝-
落合希美&レンテリヒト号
(犬山乗馬クラブ)
20人馬が出場した中障害飛越Cファイナル(標準障害飛越競技238.2.2/120cm以下)では、第1走行で6人馬がクリアラウンドし、ジャンプ・オフに進出。2人馬が棄権したため、4人馬で争われたジャンプ・オフでは、落合希美&レンテリヒト号(犬山乗馬クラブ)が36.42秒で唯一のクリアラウンド。見事に優勝を飾り、賞金6万円を獲得した。
続いて、佐藤賢希&アルシス・頼号(明松寺馬事公苑)が減点4、36.11秒で2位、平松春乃&アジュールJH号(STAR HORSES)が減点4、41.75秒で3位、落馬失権に終わった山口真奈&ジュリアス・ファータ号(ヴィルタスライディングクラブ)、ジャンプ・オフを棄権した平永健太&C’sヴェルビータ号(乗馬クラブクレインエクエストリアンセンター)、原 理沙子&ウィルオー・ザ・ウィスプT号(ヴィルタスライディングクラブ)が4位タイとなった。
なお、池田弘彰とのコンビで大会2日目の中障害飛越C S&Hを勝ったカサミラ号(OISO乗馬クラブ)は中村もねとのコンビで出場。第1走行を減点27でフィニッシュし、18位という結果に終わった。また、大会3日目の中障害飛越C 標準を勝った平沢康治&ナヴラス号(北総乗馬クラブ)はファイナル出場を見送っている。
レンテリヒト号(犬山乗馬クラブ)はオランダ産のKWPN種(16歳セン馬)。2020年より日本馬術連盟公認競技会に参戦し、ジャパン・オープン2020年度 第6戦(1スター)でDグレード標準障害優勝、2022愛知馬術大会 障害の部(1スター)で障害飛越競技MC優勝、わかしゃち記念東海馬術大会2022(1スター)で障害120を2勝、ジャパン・オープン2022年度 第7戦(1スター)でCグレード決勝優勝などの成績を残している。
※写真はイメージです(山梨県馬術競技場での競技風景)