現地時間20日、FEI世界馬術選手権大会2018個人金メダリストのシモーネ・ブラム(ドイツ)が、自身の公式Instagramにて、2020東京五輪ドイツ代表候補からの撤退を発表した。
発表によれば、オリンピックでコンビを組む予定だったDSPアリス号(ジャーマンウォームブラッド種/14馬牝馬)が血種を取り除く手術を受けたことを理由に挙げている。手術は成功したものの、競技に復帰できるまで3~4週間程度の休養を取る必要があり、オリンピックには間に合わないと判断したという。
ブラムはドイツ代表チームのメンバーとして、DSPアリス号とのコンビでFEI世界馬術選手権大会2018では個人金メダルと団体銅メダルを獲得、FEIヨーロッパ選手権2019でも団体銀メダルを獲得している。2020東京五輪で自身初のオリンピック出場とメダル獲得を目指していたが、残念ながら見送りとなった。
ブラムが撤退したことにより、ドイツ五輪代表候補は、世界ランク1位のダニエル・ドイサー(ドイツ)、世界ランク18位でFEIジャンピング・ワールドカップ・ファイナルを3度制しているマーカス・アーニング(ドイツ)など、AチームとBチーム合わせて8選手となっている。
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