六段障害飛越競技のルール概要
一直線上に約11メートル間隔で設置された障害物を連続して飛び越えていく競技であり、障害物の高さは以下のような形式で設定されます。
(FEI障害馬術規定262条3項より)
形式 | 例 |
すべての障害物を同じ高さに揃える | 6つの障害物を一律120cmにする |
段階的に障害物の⾼さを上げる | 例えば、1つ目は110cm、2つ目は120cm、3つ目は130cm、4つ目は140cm、5つ目は150cm、6つ目は160cmとする。あるいは、最初の2つの障害物を120cm、次の2つの障害物を130cmというように設定する |
6つの障害すべてをクリアした選手が1位となり、1位の選手が複数いた場合は、ジャンプ・オフという優勝決定戦を実施。ジャンプ・オフでは勝敗が決するまで段階的に障害物の高さを上げていきます。(FEI障害馬術規定262条.3より)
なお、六段障害飛越競技の国内最高記録は、2014年のJRAホースショーで林 義昌(北総乗馬クラブ)&キャリーズサン号がマークした199cmです。
※FEI障害馬術規定とは?
FEI(国際馬術連盟)が定める国際障害馬術競技会の規則を詳細にまとめたもの。記載されている条文は300を超え、国際競技会はこの規定に則って開催されます。国内競技会については、日本馬術連盟が独自に定めたルールが適用される部分もあり、それについては「日本馬術連盟競技会規定」に詳しく記載されています。なお、「FEI障害馬術規定」「日本馬術連盟競技会規定」は、いずれも日本馬術連盟のWEBサイトから無償でダウンロードすることができます。
六段障害飛越競技 参考動画
林 義昌&キャリーズサン号(北総乗馬クラブ)/JRAホースショー2014