ダービー競技のルール

ダービー競技のルール概要

全長1.0〜1.3kmの区間に、一般的な障害物とバンケット(小さな丘)・竹柵・生垣・池・水濠など自然の地形に近い障害物が設けられたコースで行われる競技です。障害物の落下や水濠での着水などがあった場合は、標準障害飛越競技(基準A)のように減点となるか、スピード&ハンディネス競技(基準C)のようにペナルティタイムが加算され(ルール設定により異なる)、最も減点の少ない人馬、もしくは最も速いタイムでゴールした人馬が1位となります。

(FEI障害馬術規定277条より)

ダービー競技の過失(基準Aを適用する場合)

過失 減点/失権
落下
(障害物のバーを落とす)
減点4
反抗/不従順
(馬が障害物を飛越しない)
1回目:減点4
2回目:失権
不従順とそれに伴う障害物の落下および移動
(障害物を壊す)
減点4
走行タイム6秒加算
着水
(水濠障害で馬の脚が水につく)
減点4
落馬
(選手が馬から落ちる)
失権
経路違反
(障害物を飛ぶ順番を間違える)
失権
規定タイムオーバー
(定められた規定タイム内にゴールできない)
4秒につき
減点1
制限タイムオーバー
(定められた規定タイム内にゴールできない)
失権

ダービー競技の過失(基準Cを適用する場合)

過失 ペナルティタイム/失権
落下
(障害物のバーを落とす)
4秒
反抗/不従順
(馬が障害物を飛越しない)
1回目:減点4
2回目:失権
不従順とそれに伴う障害物の落下および移動
(障害物を壊す)
6秒
着水
(水濠障害で馬の脚が水につく)
4秒
落馬
(選手が馬から落ちる)
失権
経路違反
(障害物を飛ぶ順番を間違える)
失権
制限タイムオーバー
(定められた規定タイム内にゴールできない)
失権

※FEI障害馬術規定とは?
FEI(国際馬術連盟)が定める国際障害馬術競技会の規則を詳細にまとめたもの。記載されている条文は300を超え、国際競技会はこの規定に則って開催されます。国内競技会については、日本馬術連盟が独自に定めたルールが適用される部分もあり、それについては「日本馬術連盟競技会規定」に詳しく記載されています。なお、「FEI障害馬術規定」「日本馬術連盟競技会規定」は、いずれも日本馬術連盟のWEBサイトから無償でダウンロードすることができます。

ダービー競技 参考動画