佐藤英賢(ポール・ショッケメーレ厩舎)&チャカーノJRA号がドイツのCSI2*でグランプリ制覇/リーゼンベック・インターナショナル2022

海外障害馬術競技会

[リーゼンベック・インターナショナル2022/CSI2*Riesenbeck]

現地時間1日、リーゼンベック・インターナショナル2022(開催地:ドイツ/リーゼンベック)最終日に行われたリーゼンベックグランプリ(標準障害飛越競技238.2.2/145cm)にて、佐藤英賢(ポール・ショッケメーレ厩舎)&チャカーノJRA号が優勝。2位にマーカス・アーニング(ドイツ)&フラワー・ガール13号、エマ・エマヌエルソン(スウェーデン)&キャンベラ・ブルーPS号が入った。

第1走行

出場58人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は1番、FEIジャンピング・ワールドカップ・ファイナル2003・2006・2010チャンピオンのマーカス・アーニング(ドイツ)&フラワー・ガール13号。続いて、3番のカタリーナ・フォン・エッセン(ドイツ)&CルーナNRW号が減点0でフィニッシュし、ジャンプ・オフ(優勝決定戦)が成立する。

その後、1992バルセロナ五輪個人金メダリストのルドガー・ベールバウム(ドイツ)&ミラ号、フィリップ・ワイスハウプト(ドイツ)&ジネディ号、フェリックス・ハスマン(ドイツ)&キウィティーノWZ号、そして、日本の佐藤英賢(ポール・ショッケメーレ厩舎)&チャカーノJRA号など17人馬がクリアラウンド。ジャンプ・オフはトータル19人馬で争われることになった。

ジャンプ・オフ(優勝決定戦)

迎えたジャンプ・オフでは、11人馬がクリアラウンド。そのうち、一番時計の36.00秒をマークした佐藤英賢(ポール・ショッケメーレ厩舎)&チャカーノJRA号が見事にリーゼンベックグランプリを制し、優勝賞金6,375ユーロ(約91万円)を獲得した。

続いて、マーカス・アーニング(ドイツ)&フラワー・ガール13号が減点0、37.51秒で2位、エマ・エマヌエルソン(スウェーデン)&キャンベラ・ブルーPS号が減点0、37.64秒で3位、マリン・ライパート(ドイツ)&ダッチ・アップル2号が減点0、38.78秒で4位、オッティリア・ラングレン(スウェーデン)&コメオンコンラッド号が減点0、39.03秒で5位に入った。

チャカーノJRA号はドイツ産のオルデンブルガー種(15歳牡馬)。ヘンリク・フォン・エッカーマン(スウェーデン)とのコンビで、2016年にウクライナのCSI3*でグランプリ優勝、2018年にH.H.ルーラーオブシャルージャカップ(CSI5*-W Sharjah)でFEIワールドカップ・UAE大会優勝、同じくUAEのCSI4*でグランプリ優勝。2019年より佐藤英賢(ポール・ショッケメーレ厩舎)とコンビを組み、2022年にベルギーのCSI3*でグランプリ優勝という成績を残している。

PHOTO:©Riesenbeck International

CSI/CSIO
CSIとは国際障害馬術競技会のことであり、Concours de Saut Internationalというフランス語の略語(Sautが障害馬術の意)。CSIは競技レベルの高い方から順に、5*(ファイブスター)、4*(フォースター)、3*(スリースター)、2*(ツースター)、1*(ワンスター)という5段階のクラスが設けられている。CSI-Wの「W」はFEIワールドカップが併催されるという意味。CSIOは「Concours de Saut International Officiel」というフランス語の略語で、国別団体戦を含む国際障害馬術競技会のこと。