[パンアメリカン競技大会2019/Pan american Games2019]
現地時間7日、パンアメリカン競技大会2019(開催地:ペルー/リマ)障害馬術競技の個人戦2次・3次予選 兼 団体戦決勝(標準障害飛越競技/160cm)が行われ、個人戦はペドロ・ヴェニス(ブラジル)&クアブリ・デ・リスル号が予選首位通過、団体戦ではブラジルが金メダルを獲得した。
46人馬が出場した個人戦では、1次予選で減点1.06の4位につけていたペドロ・ヴェニス(ブラジル)&クアブリ・デ・リスル号が2次予選でクリアラウンド(減点0で走行を終えること)、3次予選を規定タイムオーバーの減点1でフィニッシュ。総減点2.06で予選首位通過をきめた。
続いて、1次予選では15位と出遅れていたエリン・バラード(カナダ)&フェルリーニS号が2次・3次予選とダブルクリアラウンドをきめて、総減点3.26で2位通過。1次予選で7位につけていたロドリゴ・ランブレ(ブラジル)&チャチアマ号が2次予選を減点4、3次予選を減点0でフィニッシュし、総減点5.26で3位通過となった。
さらに、総減点5.33のイグナシオ・モンテシノス(チリ)&コルネット・ボーイ号が4位通過、総減点5.60のマルロン・モドロ・ザノテッリ(ブラジル)&シレーネ・デ・ラ・モッテ号が5位通過、総減点8.00のビージー・マッデン(アメリカ)&ブレイトリングLS号が6位通過、総減点8.29のパトリシオ・パスケル(メキシコ)&バベル号が7位通過、総減点9.17のイブ・ジョブス(アメリカ)&ヴェニュー・デフィーズ・デ・ハザレス号が8位通過、以下9~32位までの人馬が予選通過をはたした。なお、3次予選までの減点は決勝に引き継がれず、決勝のみの成績で勝敗を争うことになる。
そして、12チームが出場した団体戦では、ペドロ・ヴェニス(ブラジル)、ロドリゴ・ランブレ(ブラジル)、マルロン・モドロ・ザノテッリ(ブラジル)らの活躍が光ったブラジルが、総減点12.39で全走行を終え、見事に逆転優勝。地元リオデジャネイロで開催された2007年大会以来となる団体金メダルを手にした。続いて、総減点22.97のメキシコが団体銀メダル、総減点23.09のアメリカが団体銅メダルを獲得。前回チャンピオンのカナダは総減点30.21で惜しくも表彰台には届かなかった。
PHOTO:©FEI