佐藤英賢(ポール・ショッケメーレ厩舎)&チャカーノJRA号がノルウェーのCSI2*でグランプリ優勝/キングスランド・オスロホースショー2022

海外障害馬術競技会

[キングスランド・オスロホースショー2022/CSI2* Oslo]

現地時間14日、キングスランド・オスロホースショー2022(開催地:ノルウェー/オスロ)3日目に行われたCSI2*グランプリ(標準障害飛越競技238.2.2/145cm)にて、佐藤英賢(ポール・ショッケメーレ厩舎)&チャカーノJRA号が優勝。2位にイェンス・ヴァンデンバーク(ベルギー)&ファルディアーノ号、3位にミラ・ホイダル(ノルウェー)&ブロンクス号が入った。

第1走行

出場40人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は、3番のノーラ・ペンティ(フィンランド)&コン・カヤ号。続いて、25番のミラ・ホイダル(ノルウェー)&ブロンクス号減点0でフィニッシュし、ジャンプ・オフ(優勝決定戦)が成立する。

その後、世界ランク7位でパンアメリカン競技大会2019個人・団体二冠のマルロン・モドロ・ザノテッリ(ブラジル)&ルーズ・ヌーベルWH号、イェンス・ヴァンデンバーク(ベルギー)&ファルディアーノ号、ヨハン・ルンド(スウェーデン)&ミレント号、そして、日本の佐藤英賢(ポール・ショッケメーレ厩舎)&チャカーノJRA号の4人馬が減点0でフィニッシュ。ジャンプ・オフはトータル6人馬で争われることになった。

ジャンプ・オフ(優勝決定戦)

迎えたジャンプ・オフでは、4人馬がクリアラウンド。そのうち、一番時計の38.90秒をマークした佐藤英賢(ポール・ショッケメーレ厩舎)&チャカーノJRA号見事にCSI2*グランプリを制し、優勝賞金57,500ノルウェークローネ(約80万円を)を獲得した。佐藤は今月初旬、ドイツのCSI2*でもグランプリを制しており、絶好調をキープしている。

続いて、イェンス・ヴァンデンバーク(ベルギー)&ファルディアーノ号が減点0、39.85秒で2位、ミラ・ホイダル(ノルウェー)&ブロンクス号が減点0、40.71秒で3位、ノーラ・ペンティ(フィンランド)&コン・カヤ号が減点0、41.06秒で4位、マルロン・モドロ・ザノテッリ(ブラジル)&ルーズ・ヌーベルWH号が減点4、38.06秒で5位に入った。

チャカーノJRA号はドイツ産のオルデンブルガー種(15歳牡馬)。ヘンリク・フォン・エッカーマン(スウェーデン)とのコンビで、2016年にウクライナのCSI3*でグランプリ優勝、2018年にH.H.ルーラーオブシャルージャカップ(CSI5*-W Sharjah)でFEIワールドカップ・UAE大会優勝、同じくUAEのCSI4*でグランプリ優勝。2019年より佐藤英賢(ポール・ショッケメーレ厩舎)とコンビを組み、2022年にベルギーのCSI3*、ドイツのCSI2*でグランプリ優勝という成績を残している。

PHOTO:© Sportfot

CSI/CSIO
CSIとは国際障害馬術競技会のことであり、Concours de Saut Internationalというフランス語の略語(Sautが障害馬術の意)。CSIは競技レベルの高い方から順に、5*(ファイブスター)、4*(フォースター)、3*(スリースター)、2*(ツースター)、1*(ワンスター)という5段階のクラスが設けられている。CSI-Wの「W」はFEIワールドカップが併催されるという意味。CSIOは「Concours de Saut International Officiel」というフランス語の略語で、国別団体戦を含む国際障害馬術競技会のこと。