[大阪グランプリ2021 スプリング大会/日本馬術連盟公認4*競技会]
2021年4月16日(金)~4月18日(日)の3日間にわたり、大阪グランプリ2021 スプリング大会(開催地:杉谷馬事公苑/大阪府和泉市)が開催され、大会2日目にFEIワールドカップ 日本リーグ・大阪大会(CSI1*-W Osaka-Ⅰ/大障害A)、中障害Bクラスのチャンピオンシップ、最終日には大会メイン競技の大阪グランプリ(中障害A)、中障害C・Dクラスのチャンピオンシップが行われた。各競技の優勝人馬および競技結果は以下の通り。
中障害飛越《D》チャンピオンシップ
-優勝-
横田真吾&ワグナー号
(ペガサス乗馬クラブブ)
中障害飛越《D》チャンピオンシップ(標準障害飛越競技 238.2.2/110cm以下)には56人馬が出場し、25人馬がジャンプ・オフ(優勝決定戦)へ。ジャンプ・オフの走行では、12人馬がクリアラウンド(減点0で走行を終えること)。そのうち一番時計の33.52秒をマークした横田真吾&ワグナー号(ペガサス乗馬クラブブ)が見事に優勝を飾り、賞金3万円を獲得した。
続いて、篠原正紀&ヴァントゥー号(八王子乗馬倶楽部)が減点0、33.67秒でタイム差わずか0.15秒の2位、 鈴木智明&チェリースマイル号(T.Sホースシューイング)が減点0、34.60秒で3位、岡村惠美子&スパイカー号(新庄乗馬クラブ)が減点0、35.62秒で4位、大会3日目の中障害飛越《D》を制した広田思乃&ゴールデン・サンシャイン・リモーネ号(那須トレーニングファーム)、波多野有哉&アトレティコ・マドリード号(ステーブル小淵沢)、長田元吾&マエストロ号(東関東ホースアンドハウンド)の3人馬が減点0、36.07秒で並び、5位タイとなった。
中障害飛越《C》チャンピオンシップ
-優勝-
朴本真侑&ラスベガスS号
(成田乗馬クラブ)
56人馬が出場した中障害飛越《C》チャンピオンシップ(標準障害飛越競技 238.2.2/120cm以下)では、21人馬がジャンプ・オフへ。ジャンプ・オフの走行では、13人馬がクリアラウンド。そのうち一番時計の27.15秒を叩き出した朴本真侑&ラスベガスS号(成田乗馬クラブ)が見事に優勝を飾り、優勝賞品としてフランクミュラーの高級腕時計を獲得した。
続いて、原田昂治&ニューハーベン号(岡山県立勝山高等学校蒜山校地)が減点0、28.00秒で2位、大会初日の中障害飛越《C》を制した鯨岡啓輔&ハヤテ・ペガサス号(ペガサス乗馬クラブ)が減点0、28.04秒で3位、広田大和&グッドルーカス号(那須トレーニングファーム)が減点0、28.52秒で4位、瀬口竜也&オレニツイテコイ号(カシオペアライディングパーク)が減点0、28.75秒で5位となった。
なお、大会2日目の中障害飛越《C》を制した池田弘彰&ラパンドゥネージュ号(OISO乗馬クラブ)はジャンプ・オフの走行に進むも、減点8でフィニッシュ。20位という結果に終わっている。
大阪グランプリ
-優勝-
鯨岡啓輔&インパルスハラルド号
(ペガサス乗馬クラブ)
大阪グランプリ(標準障害飛越競技 238.2.2/140cm以下)には28人馬が出場し、7人馬がジャンプ・オフへ進出。鯨岡啓輔&シーラヴェンデル号(ペガサス乗馬クラブ)が出場を辞退したため、6人馬で争われたジャンプ・オフでは、4番目の西崎純郎&エクスキャリバー号(岡山乗馬倶楽部)が38.28秒でクリアラウンド。先に減点4で走行を終えていた岩館正彦&CRNコスタブラバ号(乗馬クラブクレインオリンピックパーク )以下をかわして、首位に立つ。
しかし、5番目の木原康弘&エスクリーノ3号(Master Horse)が37.86秒でクリアラウンド。西崎のタイムを上回り、首位に躍り出る。そして、いよいよ最終6番目の鯨岡啓輔&インパルスハラルド号(ペガサス乗馬クラブ)がアリーナへ。大きなプレッシャーがかかる中でスタートした人馬だったが、一番時計を1.41秒更新する36.45秒でクリアラウンド。以上の結果、鯨岡啓輔&インパルスハラルド号(ペガサス乗馬クラブ)が見事に大阪グランプリを制し、優勝賞金100万円を手にした。
以下、2位には減点0、37.86秒の木原康弘&エスクリーノ3号(Master Horse)、3位に減点0、タイム38.28秒の西崎純郎&エクスキャリバー号(岡山乗馬倶楽部)、4位に減点4の岩館正彦&CRNコスタブラバ号(乗馬クラブクレインオリンピックパーク)、5位に減点8の鯨岡啓輔&コンテラス号(東関東ホースアンドハウンド)が入った。
なお、大会2日目のFEIワールドカップ・大阪大会を制した広田龍馬&ディアデム・アクアマリーナ号(那須トレーニングファーム)は第1走行で減点4フィニッシュ。惜しくもジャンプ・オフ進出を逃して12位。大阪グランプリ2020 ファイナル大会でFEIワールドカップ・大阪大会を制した広田思乃&ライフ・イズ・ビューティフル号(那須トレーニングファーム)は出場を辞退している。
※写真はイメージです(杉谷馬事公苑での競技風景)