[大阪グランプリ2020 ファイナル大会/日本馬術連盟公認4*競技会]
10月16日(金)~10月18日(日)の3日間にわたり、大阪グランプリ2020 ファイナル大会(開催地:杉谷馬事公苑/大阪府和泉市)が開催され、大会2日目にFEIワールドカップ 日本リーグ・大阪大会(CSI1*-W Osaka-Ⅱ/大障害A)、中障害Bクラスのチャンピオンシップ、最終日には大会メイン競技の大阪グランプリ(中障害A)、中障害C・Dクラスのチャンピオンシップが行われた。各競技の優勝人馬および競技結果は以下の通り。
中障害飛越《D》チャンピオンシップ
-優勝-
岡村惠美子&スパイカー号
(新庄乗馬クラブ)
中障害飛越《D》チャンピオンシップ(標準障害飛越競技 238.2.2/110cm以下)には70人馬が出場し、23人馬がジャンプ・オフ(優勝決定戦)の走行へ。ジャンプ・オフでは、13人馬がクリアラウンド(減点0で走行を終えること)。そのうち一番時計の33.29秒をマークした岡村惠美子&スパイカー号(新庄乗馬クラブ)が見事に優勝を飾り、賞金3万円を手にした。
続く2位には減点0、タイム33.30秒の原田昂治&カイエン号(岡山県立勝山高等学校蒜山校地)。タイム差わずか0.01秒の悔しい敗戦となった。3位には減点0、タイム34.12秒の平尾 賢&アレキサンダーザグレート号(ベルホースファーム)、4位に減点0、タイム34.33秒の篠原正紀&ヴァントゥー号(八王子乗馬倶楽部)、5位に杉村真輝&チェセント号(蒜山ホースパーク)が入った。
中障害飛越《C》チャンピオンシップ
-優勝-
芹澤永治&ハヤテ・ペガサス号
(ペガサス乗馬クラブ)
中障害飛越《C》チャンピオンシップ(標準障害飛越競技 238.2.2/120cm以下)には51人馬が出場し、11人馬がジャンプ・オフの走行へ。ジャンプ・オフでは、6人馬がクリアラウンドし、そのうち一番時計の27.32秒をマークした芹澤永治&ハヤテ・ペガサス号(ペガサス乗馬クラブ)が見事に優勝。優勝賞品としてフランクミュラーの高級腕時計を獲得した。
続く2位には減点0、タイム28.70秒の髙田 潤&サントリーニ号(SILVANO STABLES)、3位に減点0、タイム28.71秒の上村 司&ディ・ヴェルディ号(上村乗馬苑)、4位に減点0、タイム29.34秒の篠原正紀&ブルーキッド号(八王子乗馬倶楽部)、5位に減点0、タイム32.38秒の中村麻希&ホーリーカップ号(笠松ライディングスクール)が入った。
大阪グランプリ
-優勝-
佐藤 泰&慈龍号
(明松寺馬事公苑)
大阪グランプリ(標準障害飛越競技 238.2.2/140cm以下)には33人馬が出場し、竹内日菜乃&ケル・フラム号(ドリームファーム)と佐藤 泰&慈龍号(明松寺馬事公苑)の2人馬が第1走行をクリアラウンド。ジャンプ・オフは一騎打ちで争われることになった。
ジャンプ・オフでは、先にスタートを切った竹内日菜乃&ケル・フラム号(ドリームファーム)が2つ目の障害でバーを落とし、減点4でフィニッシュ。33.14秒と非常に速いタイムをマークしただけに、悔やまれる1落下となった。対する佐藤 泰&慈龍号(明松寺馬事公苑)は堅実な走行に徹し、39.56秒でクリアラウンド。
以上の結果、佐藤 泰&慈龍号(明松寺馬事公苑)が見事に大阪グランプリを制し、優勝賞金100万円を獲得。全日本障害馬術大会2019 PartⅠで中障害飛越競技A決勝を制したコンビが、また一つビッグタイトルを手にした。
なお、3位は大会初日の中障害飛越《A》を制した鯨岡啓輔&クワイトライト号(東関東ホースアンドハウンド)、4位は岩館正彦&CRNコスタブラバ号(乗馬クラブクレインオリンピックパーク )、5位は岩館正彦&C’sファジー 号(乗馬クラブクレインオリンピックパーク )。大会2日目のFEIワールドカップ・大阪大会Ⅱを制した広田思乃&ライフ・イズ・ビューティフル号(那須トレーニングファーム)は途中棄権に終わっている。
※写真はイメージです(杉谷馬事公苑での競技風景)