[那須グランドホースショー2022/日本馬術連盟公認4*競技会]
2022年7月1日(金)~7月3日(日)の3日間にわたり、那須グランドホースショー2022(開催地:那須トレーニングファーム/栃木県那須塩原市)が開催され、大会2日目には那須グランプリ 兼 FEIワールドカップ 日本リーグ・那須大会(CSI1*-W Nasu)、最終日にはグランドカップ、フューチャーズカップ、MCクラシック、MDクラシックといった各クラスの決勝競技が行われた。各競技の優勝人馬および競技結果は以下の通り。
那須グランプリ
FEIワールドカップ 那須大会
-優勝-
鈴木嘉憲&コンコルドⅡ号
(BELL STABLE)
7人馬によって争われた那須グランプリ FEIワールドカップ 那須大会(標準障害飛越競技 238.2.2/160cm以下)では、鈴木嘉憲&コンコルドⅡ号(BELL STABLE)が第1走行で唯一のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)。ジャンプ・オフ(優勝決定戦)が成立することなく優勝が決まり、賞金15万円を獲得した。
続いて、森 裕悟&CRNヴィクトル号(乗馬クラブクレインオリンピックパーク)が減点1で2位、佃 日出彦&富嶽号(乗馬クラブリバーサイドステーブル浜北)が減点4、81.62秒で3位、増山誠倫&グランドキャニオン号(小山乗馬クラブ)が減点4、84.20秒で4位、鯨岡啓輔&エリオットⅥ号(東関東ホースアンドハウンド)が減点8で5位となった。
コンコルドⅡ号(BELL STABLE)はスウェーデン産のスウェディッシュ・ウォームブラッド種(12歳牡馬)。2019年より日本馬術連盟公認競技会に参戦し、ジャパン・オープン2022年度 第1戦(3スター)でAⅡグレードS&H優勝、2021年度 第5戦(3スター)でAⅡグレード決勝2位、全日本障害馬術大会2021 Part Iで全日本障害飛越選手権7位という成績を残している。
MDクラシック
-優勝-
柏木耕平&エル・ヴァリエンテ号
(AKホースガーデン)
39人馬が出場したMDクラシック(標準障害飛越競技 238.2.1/110cm以下)では、9人馬がクリアラウンド。そのうち、一番時計の53.87秒をマークした柏木耕平&エル・ヴァリエンテ号(AKホースガーデン)が見事に優勝を飾り、賞金10万円を獲得した。
続いて、細野茂之&ヴォルフガング号(八王子乗馬倶楽部)が減点0、54.70秒で2位、佐々木真平&アルシス・頼号(明松寺馬事公苑)が減点0、55.91秒で3位、大久保正輝&ベルキャニオン号(那須トレーニングファーム)が減点0、56.28秒で4位、勝田 匠&凛号(riding team Regroup)が減点0、58.83秒で5位に入った。なお、大会2日目のMDノーマルを勝った増山大治郎&ラネリ号(小山乗馬クラブ)は減点8で29位という結果に終わっている。
エル・ヴァリエンテ号(AKホースガーデン)は北海道産のサラブレッド種(14歳セン馬)。2019年より日本馬術連盟公認競技会に参戦し、神奈川県馬術大会2020(1スター)、スクーリング馬術大会2022(1スター)で、それぞれ中障害Dクラス1勝を上げている。
MCクラシック
-優勝-
広田思乃&オラシオン・デ・オーロ号
(那須トレーニングファーム)
26人馬が出場したMCクラシック(標準障害飛越競技 238.2.1/120cm以下)では、11人馬がクリアラウンド。そのうち、一番時計の53.00秒をマークした広田思乃&オラシオン・デ・オーロ号(那須トレーニングファーム)が見事に優勝。大会2日目のMCノーマルに続く、このクラス2勝目を飾り、賞金10万円を獲得した。
続いて、広田思乃&キャンベラZ号(那須トレーニングファーム)が減点0、54.26秒で2位、中山梨絵&カサミラ号(北総乗馬クラブ)が減点0、54.33秒で3位、増山久佳&ビューティー号(小山乗馬クラブ)が減点0、58.66秒で4位、増山久佳&エッセン号(小山乗馬クラブ)が減点0、61.87秒で5位に入った。
オラシオン・デ・オーロ号(那須トレーニングファーム)はドイツ産のハノーバー種(17歳セン馬)。2015年より日本馬術連盟公認競技会に参戦し、ひょうごインドアグランプリ2018(4スター)で中障害飛越Cファイナル優勝、全日本ジュニア障害馬術大会2019でチルドレンライダー障害飛越選手権優勝、全日本障害馬術大会2019 Part II でダービー競技決勝優勝、全日本ジュニア障害馬術大会2020でジュニアライダー障害飛越選手権2位などの好成績を上げている。