[那須グランドホースショー2021/日本馬術連盟公認4*競技会]
2021年6月4日(金)~6月6日(日)の3日間にわたり、那須グランドホースショー2021(開催地:那須トレーニングファーム/栃木県那須塩原市)が開催され、大会2日目には那須グランプリ 兼 FEIワールドカップ 日本リーグ・那須大会(CSI1*-W Nasu)、最終日にはグランドカップ、フューチャーズカップ、MCクラシック、MDクラシックといった各クラスの決勝競技が行われた。各競技の優勝人馬および競技結果は以下の通り。
フューチャーズカップ
-優勝-
鯨岡啓輔&エリオットⅣ号
(東関東ホースアンドハウンド)
フューチャーズカップ(標準障害飛越競技 238.2.2/130cm以下)には26人馬が出場し、6人馬がジャンプ・オフ(優勝決定戦)へ進出。ジャンプ・オフでは、トップバッターの広田思乃&キャンベラZ号が減点4、2番目の鯨岡啓輔&チャーリーブラウンⅠ号(東関東ホースアンドハウンド)が途中棄権となった後、3番目の鈴木嘉憲&シスコズシャトー号(BELL STABLE)がクリアラウンド(減点0で走行を終えること)。40.87秒をマークし、首位に立つ。
続く4番目の増山久佳&レティシア号(小山乗馬クラブ)は減点14で敗退が決まったが、5番目の荒木紀迪&キャンドゥライト号(小山乗馬クラブ)が39.80秒でクリアラウンド。鈴木をかわして、首位に躍り出る。しかし、最終6番目の鯨岡啓輔&エリオットⅣ号(東関東ホースアンドハウンド)がそのタイムをさらに0.79秒更新する39.01秒でクリアラウンド。見事にフューチャーズカップを制し、優勝賞金20万円を獲得した。
以下、荒木紀迪&キャンドゥライト号(小山乗馬クラブ)が減点0、39.80秒で2位、鈴木嘉憲&シスコズシャトー号(BELL STABLE)が減点0、40.87秒で3位、広田思乃&キャンベラZ号が減点4で4位、増山久佳&レティシア号(小山乗馬クラブ)が減点14で5位となった。
グランドカップ
-優勝-
広田龍馬&デーヴァ号
(那須トレーニングファーム)
グランドカップ(標準障害飛越競技 238.2.2/140cm以下)には18人馬が出場し、10人馬がジャンプ・オフへ。1人馬が出場を辞退したため、9人馬で争われたジャンプ・オフでは、トップバッターの広田龍馬&デーヴァ号(那須トレーニングファーム)が早々とクリアラウンド。いきなり38.96秒という好タイムを叩き出し、後続の人馬にプレッシャーをかける。
2番目の鹿戸雄翔&オーロラボレアリス号(明治大学馬術部)は減点4、3番目の増山誠倫&グランドキャニオン号(小山乗馬クラブ)は減点8で敗退。4番目、全日本障害馬術大会2020 PartⅡで内国産障害飛越競技決勝を制している中島双汰&ダイワシュガー号(中島トニアシュタール)、5番目の広田思乃&ライフ・イズ・ビューティフル号(那須トレーニングファーム)、6番目の増山大治郎&ア・ガール・ドゥ・シャヴァノン号(筑波スカイラインスティーブル)は続けてクリアラウンドをきめるが、タイムは広田の42.72秒が最高で一番時計を更新することはできない。
そして、7番目の鯨岡啓輔&エリオットⅣ号(東関東ホースアンドハウンド)、8番目の佐藤 泰&慈龍号(明松寺馬事公苑)、最終9番目の広田龍馬&ディアデム・アクアマリーナ号(那須トレーニングファーム)はいずれも減点4でフィニッシュ。以上の結果、広田龍馬&デーヴァ号(那須トレーニングファーム)が見事にグランドカップを制し、優勝賞金40万円を獲得した。
以下、広田思乃&ライフ・イズ・ビューティフル号(那須トレーニングファーム)が減点0、42.72秒で2位、増山大治郎&ア・ガール・ドゥ・シャヴァノン号(筑波スカイラインスティーブル)が減点0、42.82秒で3位、中島双汰&ダイワシュガー号(中島トニアシュタール)が減点0、44.25秒で4位、鯨岡啓輔&エリオットⅣ号(東関東ホースアンドハウンド)が減点4、35.77秒で5位に入った。