那須グランドホースショー2021(日本馬術連盟公認4*競技会)競技結果/2021年6月4日(金)~6月6日(日)

日本馬術連盟公認競技会

[那須グランドホースショー2021/日本馬術連盟公認4*競技会]

2021年6月4日(金)~6月6日(日)の3日間にわたり、那須グランドホースショー2021(開催地:那須トレーニングファーム/栃木県那須塩原市)が開催され、大会2日目には那須グランプリ 兼 FEIワールドカップ 日本リーグ・那須大会(CSI1*-W Nasu)、最終日にはグランドカップ、フューチャーズカップ、MCクラシック、MDクラシックといった各クラスの決勝競技が行われた。各競技の優勝人馬および競技結果は以下の通り。

那須グランドホースショー2021(日本馬術連盟公認4*競技会)開催案内/2021年6月4日(金)~6月6日(日)

那須グランプリ
FEIワールドカップ 那須大会

-優勝-
広田思乃&ライフ・イズ・ビューティフル号
(那須トレーニングファーム)

4人馬によって争われた那須グランプリ FEIワールドカップ 那須大会(標準障害飛越競技 238.2.2/160cm以下)では、第1走行で広田思乃&ライフ・イズ・ビューティフル号(那須トレーニングファーム)が唯一のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)。ジャンプ・オフ(優勝決定戦)が成立することなく優勝が決まり、賞金20万円を獲得した。

続いて、広田龍馬&ディアデム・アクアマリーナ号(那須トレーニングファーム)が減点4で2位に入り、夫婦での1.2フィニッシュを達成。3位が減点8の西崎純郎&エクスキャリバー号(岡山乗馬倶楽部)、4位が減点17の北井一彰&BUMレニンゼックス号(BUM Equine)となった。

なお、今シーズンのFEIワールドカップ・日本リーグは、第1戦の大阪大会を広田龍馬&ディアデム・アクアマリーナ号(那須トレーニングファーム)、第2戦の掛川大会を古田慶幸&デコ号(ホースガーデン)がそれぞれ制している。

MDクラシック

-優勝-
佐藤 泰&黒姫号
(明松寺馬事公苑)

61人馬が出場したMDクラシック(標準障害飛越競技 238.2.1/110cm以下)では競技序盤、15番の中島妃香留&ルルヴェ号(中島トニアシュタール)が48.44秒でクリアラウンド。先に減点0でフィニッシュしていた6番の林 義昌&エイブルブラッド号(北総乗馬クラブ)をかわして、首位に立つ。

そして、終盤までの間に、31番の山本香枝奈&ゴールデン・サンシャイン・リモーネ号(那須トレーニングファーム)、36番の渡邊麻夏&アリス号(筑波スカイラインスティーブル)、40番の塩田千津紀&キャプテンズクイーン号(フジホースライディングクラブ)など多くの人馬がクリアラウンドしたが、いずれも中島のタイムを上回ることができない。

しかし、55番、大会2日目のMDノーマルを勝った佐藤 泰&黒姫号(明松寺馬事公苑)が45.41秒でクリアラウンド。一番時計を3秒以上更新する会心のパフォーマンスで堂々首位に躍り出ると、後続も56番の瀧田 玲&グッドルーカス号(那須トレーニングファーム)、細野茂之&ユーリ号(八王子乗馬倶楽部)など6人馬が減点0で走行を終えるが、タイムは瀧田の48.32秒が最高で佐藤には届かず。

以上の結果、佐藤 泰&黒姫号(明松寺馬事公苑)が見事にMDクラシックを制し、優勝賞金10万円を獲得。以下、2位には減点0、48.32秒の瀧田 玲&グッドルーカス号(那須トレーニングファーム)、3位に減点0、48.44秒の中島妃香留&ルルヴェ号(中島トニアシュタール)、4位に減点0、48.67秒の林 義昌&エイブルブラッド号(北総乗馬クラブ)、5位に減点0、49.07秒の塩田千津紀&キャプテンズクイーン号(フジホースライディングクラブ)が入った。

MCクラシック

-優勝-
広田大和&グッドルーカス号
(那須トレーニングファーム)

36人馬が出場したMCクラシック(標準障害飛越競技 238.2.1/120cm以下)では競技中盤、初日・2日目の中障害Cクラスを連勝していた18番の林 義昌&カサミラ号(北総乗馬クラブ)が46.12秒の好タイムでクリアラウンド。先に減点0で走行を終えていた9番の小林弥生&メルキュール号(STAR HORSES)、17番の中島妃香留&パーシー号(中島トニアシュタール)らをかわして、首位に立つ。

しかし、20番、全日本障害馬術大会2020 PartⅡで中障害飛越競技D決勝を制した広田大和(那須トレーニングファーム)&グッドルーカス号が45.04秒でクリアラウンド。一番時計を1秒以上更新して、首位に躍り出る。その後、27番の福島 章&カッシーナ号(STAR HORSES)、平永健太&C’sヴェルビータ号(乗馬クラブクレイン栃木)など複数の人馬が減点0でフィニッシュしたが、いずれも広田のタイムを上回ることはできず。

以上の結果、広田大和(那須トレーニングファーム)&グッドルーカス号が見事にMCクラシックを制し、優勝賞金10万円を獲得。続いて、林 義昌&カサミラ号(北総乗馬クラブ)が減点0、46.12秒で2位、小林弥生&メルキュール号(STAR HORSES)が減点0、48.49秒で3位、中島妃香留&パーシー号(中島トニアシュタール)が減点0、48.64秒で4位、福島 章&カッシーナ号(STAR HORSES)が減点0、48.75秒で5位となった。

なお、全日本ジュニア障害馬術大会2020でジュニアライダー障害飛越選手権を制した長谷川晶子&プランス・エトワール・クリスタル号(那須トレーニングファーム)は減点9の34位という結果に終わっている。