[ロンジン・パリマスターズ2019/CSI5*Paris]
現地時間8日、ロンジン・パリマスターズ2019(開催地:フランス/パリ)最終日に行われたロンジングランプリ(標準障害飛越競技∕160cm)にて、シモン・ドレストア(フランス)&エルメス・ライアン号が優勝。2位にはケビン・スタウト(フランス)&フォー・ジョイ・ファント・ゾーグフリートHDC号、3位にはロジェ・イブ・ボスト(フランス)&サングリア・ドゥ・コティー号が入った。
第1走行
出場42人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は、13番のフェリシー・ベルトランド(フランス)&スルタン・デ・アイビス号。続いて、18番のロジェ・イブ・ボスト(フランス)&サングリア・ドゥ・コティー号が減点0でフィニッシュし、ジャンプ・オフが成立する。
その後、世界ランク8位のダーラ・ケニー(アイルランド)&クラシック・ドリーム号、同ランク9位のクリスチャン・アールマン(ドイツ)&テイク・ア・チャンス・オン・ミーZ号、ケビン・スタウト(フランス)&フォー・ジョイ・ファント・ゾーグフリートHDC号、シモン・ドレストア(フランス)&エルメス・ライアン号の4人馬がクリアラウンド。ジャンプ・オフはトータル6人馬で争われることになった。
なお、2008北京五輪個人金メダリストのエリック・ラマーズ(カナダ)は規定タイムオーバーの減点1、世界ランク1位で2012ロンドン五輪個人金メダリストのスティーヴ・ゲルダ(スイス)、同ランク2位でFEIヨーロッパ選手権2019個人金メダリストのマーティン・フックス(スイス)は減点4、同ランク3位のダニエル・ドイサー(ドイツ)は減点8で敗退。日本のカレン・ポーリー(木下グループ)も減点8で走行を終え、ジャンプ・オフ進出ならず。26位という結果に終わった。
ジャンプ・オフ(優勝決定戦)
迎えたジャンプ・オフでは、2番目にスタートを切ったロジェ・イブ・ボスト(フランス)&サングリア・ドゥ・コティー号が36.05秒の好タイムでクリアラウンド。先に減点0で走行を終えていたフェリシー・ベルトランド(フランス)&スルタン・デ・アイビス号をかわして、首位に立つ。
3番目のクリスチャン・アールマン(ドイツ)&テイク・ア・チャンス・オン・ミーZ号は減点8で優勝争いから脱落。4番目のダーラ・ケニー(アイルランド)&クラシック・ドリーム号はクリアラウンドしたものの、タイムは36.69秒とわずかに届かない。
しかし、5番目のケビン・スタウト(フランス)&フォー・ジョイ・ファント・ゾーグフリートHDC号が35.65秒でクリアラウンド。イブ・ボストをかわして堂々首位に躍り出る。そして、いよいよ最終6番目のシモン・ドレストア(フランス)&エルメス・ライアン号がアリーナへ。
大きな重圧がかかる中でスタートした人馬だったが、一番時計を1秒以上更新する35.34秒でクリアラウンド。見事にロンジングランプリを制し、優勝賞金99,000ユーロ(約1,200万円)を獲得した。
PHOTO:Longines Media Center