デニス・リンチ(アイルランド)がロンジングランプリ制覇/ロンジン・香港マスターズ2019

ロンジン・マスターズ

[ロンジン・香港マスターズ2019/CSI5*LM Hongkong]

現地時間17日、ロンジン・香港マスターズ2019(開催地:中国/香港)最終日に行われたロンジングランプリ・香港(二回走行競技/160cm)にて、デニス・リンチ(アイルランド)&チャブリス号が優勝。2位にはシモン・ドレストア(フランス)&ウチェロ・デ・ウィル号、3位にはピウス・シュヴァイツァー(スイス)&アバウト・ア・ドリーム号が入った。

第1走行

26人馬が出場した第1走行では、ピウス・シュヴァイツァー(スイス)&アバウト・ア・ドリーム号、デニス・リンチ(アイルランド)&チャブリス号、シモン・ドレストア(フランス)&ウチェロ・デ・ウィル号の3人馬がクリアラウンド。

26人馬が出場した第1走行では、ピウス・シュヴァイツァー(スイス)&アバウト・ア・ドリーム号、デニス・リンチ(アイルランド)&チャブリス号、シモン・ドレストア(フランス)&ウチェロ・デ・ウィル号の3人馬がクリアラウンド。

続いて、2016リオデジャネイロ五輪団体金メダリストのロジェ・イブ・ボスト(フランス)&ヴィノ・ドゥ・エスピネット号、FEI世界馬術選手権大会う2014個人銀メダリストのパトリス・ドラヴォー(フランス)&ウルコス・デ・ケルグレンHDC号、そして、日本の吉澤 彩(ヨシザワライディングファーム)&コンラト号など7人馬が減点4でフィニッシュ。

さらに、減点5で並んだ3人馬のうち、2012ロンドン五輪個人銀メダリストのヘルコ・シュローダー(オランダ)&ダヴィノQ号など2人馬が走行タイム上位となり、トータル12人馬が第2走行へ駒を進めた。

第2走行

第1走行下位の人馬から順に走行するリバース・オーダーで行われた第2走行では、3番目にスタートを切ったマックス・クーナー(オーストリア)&コルネット・カルーア号が40.60秒でクリアラウンド。総減点4をキープし、首位に立つ。

続く4番目の吉澤 彩(ヨシザワライディングファーム)&コンラト号は2つ目の障害で落下があり、減点4フィニッシュ。総減点8で優勝争いに絡むことができず。6番目のルカ・マリア・モニタ(イタリア)&コンネリー号は減点0でフィニッシュして総減点4をキープしたが、タイムは40.69秒とクーナーにはわずかに届かない。

さらに、7番目のロジェ・イブ・ボスト(フランス)&ヴィノ・ドゥ・エスピネット号、8番目のサメ・エル・ダハン(エジプト)&スマズ・ゾロ号、9番目のパトリス・ドラヴォー(フランス)&ウルコス・デ・ケルグレンHDC号はいずれも減点4で走行を終え、総減点8で敗退が決まる。

しかし、終盤。10番目のデニス・リンチ(アイルランド)&チャブリス号がこの競技最初のダブルクリアラウンド。総減点0、タイム39.35秒で首位に躍り出ると、11番目のシモン・ドレストア(フランス)&ウチェロ・デ・ウィル号もクリアラウンドをきめたが、タイムは47.07秒で一番時計には大きく及ばず。

そして、最終12番目のピウス・シュヴァイツァー(スイス)&アバウト・ア・ドリーム号は5つ目のダブル障害でバーを落として、減点4フィニッシュ。以上の結果、デニス・リンチ(アイルランド)&チャブリス号が見事にロンジングランプリを制した。

この勝利により、リンチは優勝賞金132,000ドル(約1,431万円)を獲得すると共に、新たなグランドスラム・コンテンダーとして名乗りを上げた。

PHOTO:Longines Media Center