エドウィナ・トップス・アレクサンダー(オーストラリア)がロンジングランプリを制覇/ロンジン・パリマスターズ2018

ロンジン・マスターズ

[ロンジン・パリマスターズ2018/CSI5*Paris]

現地時間2日、ロンジン・パリマスターズ2018(開催地:フランス/パリ)最終日に行われたロンジングランプリ(標準障害飛越競技∕160cm)にて、エドウィナ・トップス・アレクサンダー(オーストラリア)&カリフォルニア号が優勝。2位にはアルベルト・ゾルツィ(イタリア)&コンタンガ3号、3位にはデニス・リンチ(アイルランド)&ザ・シンナー号が入った。

第1走行

出場43人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は、6番のスペンサー・スミス(アメリカ)&セオドア・マンシエイス号。続いて、8番のエドワード・レヴィー(フランス)&シリウス・ブラック号が減点0でフィニッシュし、ジャンプ・オフが成立する。

その後、LGCT2011・2012チャンピオンのエドウィナ・トップス・アレクサンダー(オーストラリア)&カリフォルニア号、ティエリ・ロジエ(フランス)&ヴェネツィア・デクシーヌ号、ルーシー・デイビス(アメリカ)&カラーチョ14号、デニス・リンチ(アイルランド)&ザ・シンナー号、アルベルト・ゾルツィ(イタリア)&コンタンガ3号の5人馬がクリアラウンド。ジャンプ・オフはトータル7人馬で争われることになった。

なお、世界ランク5位のマクレーン・ウォード(アメリカ)、同ランク7位のダニエル・ドイサー(ドイツ)、2016リオデジャネイ五輪団体金メダリストのペネロペ・ルプレボ(フランス)は減点4でジャンプ・オフ進出ならず。

2012ロンドン五輪個人金メダリストで世界ランク2位でのスティーヴ・ゲルダ(スイス)、そして、日本のカレン・ポーリー(木下グループ)も減点8で走行を終え、ジャンプ・オフへ駒を進めることはできなかった。

ジャンプ・オフ(優勝決定戦)

迎えたジャンプ・オフでは、5番目にスタートを切ったデニス・リンチ(アイルランド)&ザ・シンナー号が47.03秒の好タイムでクリアラウンド。先に減点4で走行を終えていたティエリ・ロジエ(フランス)&ヴェネツィア・デクシーヌ号、スペンサー・スミス(アメリカ)&セオドア・マンシエイス号をかわして、首位に立つ。

しかし、6番目のエドウィナ・トップス・アレクサンダー(オーストラリア)&カリフォルニア号が44.43秒でクリアラウンド。一番時計を2.6秒も更新する会心のパフォーマンスで堂々首位に躍り出る。

そして、最終7番目のアルベルト・ゾルツィ(イタリア)&コンタンガ3号もクリアラウンドをきめたが、タイムは44.79秒とわずかに届かず。

以上の結果、エドウィナ・トップス・アレクサンダー(オーストラリア)&カリフォルニア号が見事にロンジングランプリを制し、優勝賞金99,000ユーロ(約1,276万円)を獲得。新たなグランドスラム・コンテンダーとして名乗りを上げた。

PHOTO:Longines Media Center