[ロンジン・香港マスターズ2018/CSI5*Hongkong]
現地時間11日、ロンジン・香港マスターズ2018(開催地:中国/香港)最終日に行われたロンジングランプリ・香港(二回走行越競技/160cm)にて、パトリス・ドゥラヴォー(フランス)&アクイラHDC号が優勝。2位にはマックス・クーナー(オーストリア)&シエリト・リンド2号、3位にはダニエル・ドイサー(ドイツ)&コルネット・ドゥアモール号が入った。
第1走行
20人馬が出場した第1走行では、世界ランク4位のケビン・スタウト(フランス)&シルバー・ドゥー・ドゥ・ヴィアトンHDC号、FEI世界馬術選手権大会2014個人銀メダリストのパトリス・ドゥラヴォー(フランス)&アクイラHDC号、マイケル・ウィテカー(イギリス)&カリスト・ブルー号、マックス・クーナー(オーストリア)&シエリト・リンド2号、ダニエル・ドイサー(ドイツ)&コルネット・ドゥアモール号など7人馬がクリアラウンド(減点0で走行を終えること)し、第2走行へ進出。
また、減点4で並んだ7人馬のうち、世界ランク9位のシモン・ドレストア(フランス)&セサール・ジムクエスト号、2012ロンドン五輪団体銀メダリストのマルク・ハウトザハー(オランダ)&ステルホフス・カリメロ号ほか5人馬もタイム上位で第2走行へ駒を進めた。
第2走行
第1走行下位の人馬から順に走行するリバース・オーダーで行われた第2走行。競技終盤、9番目にスタートを切ったダニエル・ドイサー(ドイツ)&コルネット・ドゥアモール号が37.96秒の好タイムで鮮やかにクリアラウンド。堂々首位に立ち、2大会連続のグランプリ制覇へ近づく。
しかし、その直後。10番目のパトリス・ドゥラヴォー(フランス)&アクイラHDC号がタイトなターンバックとダイナミックな飛越を次々に繰り出しながらコースを駆け抜け、見事にクリアラウンド。37.81秒を叩き出し、首位に浮上する。同時に、この時点でドイサーの敗退も決定し、スーパーグランドスラム達成に王手をかけることはできなかった。
その後、11番のマックス・クーナー(オーストリア)&シエリト・リンド2号も減点0で走行を終えたが、タイムは37.88秒とわずか0.09秒だけ及ばず。また、最終12番のケビン・スタウト(フランス)はまさかの大崩れで減点16フィニッシュ。
以上の結果により、パトリス・ドゥラヴォー(フランス)&アクイラHDC号がロンジングランプリを制覇。優勝賞金126,324ドル(約1,335万円)を手にすると同時に、新たなグランドスラム・コンテンダーとして名乗りを上げた。
PHOTO:Longines Media Center