[ロンジン・エキタ・リヨン2021/CSI5*-W Lyon]
現地時間29日、ロンジン・エキタ・リヨン2021(開催地:フランス/リヨン)3日目に行われたロンジングランプリ(標準障害飛越競技238.2.2/160cm)にて、スコット・ブラッシュ(イギリス)&ハロー・ヴィンセント号が優勝。2位にホリー・スミス(イギリス)&デンヴァー号、3位にペトロネラ・アンダーソン(スウェーデン)&カストレス・ヴァン・デ・ビガイナッカーZ号が入った。
第1走行
出場48人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は、3番のホリー・スミス(イギリス)&デンヴァー号。続いて、7番のニコラス・デルモット(フランス)&イレックスVP号が減点0でフィニッシュし、ジャンプ・オフ(優勝決定戦)が成立する。
その後、世界ランク4位でLGCT2013・2014チャンピオンのスコット・ブラッシュ(イギリス)&ハロー・ヴィンセント号、同ランク12位のジュリアン・エパイヤール(フランス)&ビラボング・デュ・ルーモア号、18位のマックス・クーナー(オーストリア)&エレクトリック・ブルーP号、21位のデニス・リンチ(アイルランド)&クリステッロ号など17人馬がクリアラウンド。トータル19人馬がジャンプ・オフへ駒を進めた。
なお、世界ランク2位のダニエル・ドイサー(ドイツ)は減点4、同ランク3位でFEIヨーロッパ選手権2019個人金メダリストのマーティン・フックス(スイス)、5位でパンアメリカン競技大会2019個人・団体二冠のマルロン・モドロ・ザノテルリ(ブラジル)、6位で2012ロンドン五輪個人金メダリストのスティーヴ・ゲルダ(スイス)は減点8、8位のヘンリク・フォン・エッカーマン(スウェーデン)は減点4、10位のジェローム・ゲリー(ベルギー)は減点8で、いずれもジャンプ・オフ進出を逃している。
ジャンプ・オフ(優勝決定戦)
1人馬が棄権したため、18人馬で争われたジャンプ・オフでは、トップバッターのホリー・スミス(イギリス)&デンヴァー号が早々とクリアラウンド。いきなり34.76秒の好タイムをマークし、後続の人馬にプレッシャーをかける。
続いて、2番目のニコラス・デルモット(フランス)&イレックスVP号、6番目のケビン・ヨーケムス(オランダ)&エマートン号、7番目のペトロネラ・アンダーソン(スウェーデン)&カストレス・ヴァン・デ・ビガイナッカーZ号、10番目のマックス・クーナー(オーストリア)&エレクトリック・ブルーP号、13番目のホセ・マリア・ラロッカ(アルゼンチン)&フィン・レンテ号が減点0でフィニッシュするが、いずれもスミスのタイムには届かない。
さらに、14番目のクリスチャン・アールマン(ドイツ)&クリントレクソZ号、15番目のダーラ・ケニー(アイルランド)&VDLカルテッロ号、16番目のデニス・リンチ(アイルランド)&クリステッロ号、17番目のマーカス・アーニング(ドイツ)&ア・ラ・カルテNRW号は減点4でのフィニッシュとなり、こちらも敗退が決まる。
しかし、最終18番目のスコット・ブラッシュ(イギリス)&ハロー・ヴィンセント号が一番時計を0.44秒だけ更新する34.32秒でクリアラウンド。見事にロンジングランプリを制し、優勝賞金25,000ユーロ(約329万円)を獲得した。
PHOTO:© GL Events / PSV Photo