エドウィナ・トップス・アレクサンダー(オーストラリア)がLGCTグランプリ・マドリードを制覇/LGCT2023 第4戦・マドリード大会

LGCT/GCL

[ロンジン・グローバル・チャンピオンズツアー2023 第4戦・マドリード大会/CSI5*GCT Madrid]

現地時間14日、ロンジン・グローバル・チャンピオンズツアー(以下、LGCT)2023 第4戦・マドリード大会(開催地:スペイン/マドリード)最終日に行われたLGCTグランプリ・マドリード(標準障害飛越競技238.2.2/160cm)にて、エドウィナ・トップス・アレクサンダー(オーストラリア)&フェロウ・キャッスルフィールド号が優勝。2位にアンドレアス・ショウ(デンマーク)&ダーク・デ・ラックス号、3位にユル・フライリンク(オランダ)&ロング・ジョン・シルバー3号が入った。

第1走行

出場40人馬のうち、17番目にスタートを切ったLGCT2011・2012チャンピオンのエドウィナ・トップス・アレクサンダー(オーストラリア)&フェロウ・キャッスルフィールド号が最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)。

その後、31番のアンドレアス・ショウ(デンマーク)&ダーク・デ・ラックス号、34番のユル・フライリンク(オランダ)&ロング・ジョン・シルバー3号の2人馬が減点1、その他2人馬が減点3、8人馬が減点4でフィニッシュするも、クリアラウンドする人馬は最後まで現れず。

以上の結果、ジャンプ・オフ(優勝決定戦)が成立することなく、エドウィナ・トップス・アレクサンダー(オーストラリア)&フェロウ・キャッスルフィールド号の優勝が決定。賞金165,000ユーロ(約2,444万円)と11月のGCプラハ・プレーオフで行われるLGCTスーパーグランプリの出場権を獲得した。

続いて、アンドレアス・ショウ(デンマーク)&ダーク・デ・ラックス号が減点1、78.03秒で2位、ユル・フライリンク(オランダ)&ロング・ジョン・シルバー3号が減点1、78.82秒で3位、フィリップ・シュルツ・トプホフ(ドイツ)&クレメンス・デ・ラ・ランド号が減点3、80.23秒で4位、オマール・カラエヴリ(トルコ)&モーリス号が減点3、80.79秒で5位に入った。

フェロウ・キャッスルフィールド号はオランダ産のKWPN種(13歳牡馬)。2018年にスーザン・フィッツパトリック(アイルランド)とのコンビでアイルランドのCSI2*にてグランプリ優勝。2021年よりエドウィナ・トップス・アレクサンダー(オーストラリア)とコンビを組み、同年のLGCT2021 ストックホルム大会(CSI5*GCT Stockholm)でグランプリ2位、ファルケンスワールト大会(CSI5*GCT Valkenswaard)でグランプリ3位という成績を残している。

なお、LGCT2023年間ランキングは、マイケル・ファン・デル・フルーテン(オランダ)が109ポイントで首位に浮上。以下、マリン・バーヤード・ジョンソン(スウェーデン)が99ポイントで2位、アブデル・サイード(ベルギー)が79ポイントで3位、デビッド・ウィル(ドイツ)が72ポイントで4位、同じく72ポイントのハンス・ディーター・ドレーアー(ドイツ)が優勝回数の差で5位となっている。

PHOTO:©LGCT 

CSI/CSIO
CSIとは国際障害馬術競技会のことであり、Concours de Saut Internationalというフランス語の略語(Sautが障害馬術の意)。CSIは競技レベルの高い方から順に、5*(ファイブスター)、4*(フォースター)、3*(スリースター)、2*(ツースター)、1*(ワンスター)という5段階のクラスが設けられている。CSI-Wの「W」はFEIワールドカップが併催されるという意味。CSIOは「Concours de Saut International Officiel」というフランス語の略語で、国別団体戦を含む国際障害馬術競技会のこと。