ダニエル・ドイサー(ドイツ)がLGCTグランプリ・ファルケンスワールトを制覇/LGCT2021 第10戦・ファルケンスワールト大会Ⅱ

LGCT/GCL

[ロンジン・グローバル・チャンピオンズツアー2021 第10戦・ファルケンスワールト大会/CSI5*GCT Valkenswaard ]

現地時間21日、ロンジン・グローバル・チャンピオンズツアー(以下、LGCT)2021 第10戦・ファルケンスワールト大会Ⅱ(開催地:オランダ/ファルケンスワールト)2日目に行われたLGCTグランプリ・ファルケンスワールト(標準障害飛越競技238.2.2/160cm)にて、ダニエル・ドイサー(ドイツ)&ビンゴ・ステ・ハーメル号が優勝。2位にサネ・タイセン(オランダ)&コン・クイダムRB号、3位にエドウィナ・トップス・アレクサンダー(オーストラリア)&フェロウ・キャッスルフィールド号が入った。

第1走行

出場34人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は1番、世界ランク15位のマックス・クーナー(オーストリア)&エレクトリック・ブルーP号。続く2番、同ランク14位のマーカス・アーニング(ドイツ)&ア・ラ・カルテNRW号も減点0でフィニッシュし、早々とジャンプ・オフ(優勝決定戦)が成立する。

その後、世界ランク1位のダニエル・ドイサー(ドイツ)&ビンゴ・ステ・ハーメル号、同ランク7位のマルロン・モドロ・ザノテッリ(ブラジル)&グランド・スラムVDL号、20位のクリスチャン・アールマン(ドイツ)&クリントレクソZ号、LGCT2011・2012チャンピオンのエドウィナ・トップス・アレクサンダー(オーストラリア)&フェロウ・キャッスルフィールド号など6人馬がクリアラウンド。ジャンプ・オフはトータル8人馬で争われることになった。

なお、世界ランク8位のケビン・スタウト(フランス)は減点8、同ランク9位のデニス・リンチ(アイルランド)は途中棄権に終わり、ジャンプ・オフへ駒を進めることができなかった。

ジャンプ・オフ(優勝決定戦)

迎えたジャンプ・オフでは、5番目のエドウィナ・トップス・アレクサンダー(オーストラリア)&フェロウ・キャッスルフィールド号が48.21秒でクリアラウンド。先に減点0で走行を終えていたマックス・クーナー(オーストリア)&エレクトリック・ブルーP号、減点4のマルロン・モドロ・ザノテッリ(ブラジル)&グランド・スラムVDL号、減点12のマーカス・アーニング(ドイツ)&ア・ラ・カルテNRW号らをかわして、首位に立つ。

続く6番目のクリスチャン・アールマン(ドイツ)&クリントレクソZ号は減点8で及ばず。しかし、7番目のサネ・タイセン(オランダ)&コン・クイダムRB号が46.28秒でクリアラウンド。トップス・アレクサンダーのタイムを2秒近く上回って、首位に躍り出る。

そして、いよいよ最終8番目のダニエル・ドイサー(ドイツ)&ビンゴ・ステ・ハーメル号がアリーナへ。大きな重圧がかかる中でスタートを切った人馬だったが、一番時計の1.62秒更新する44.66秒でクリアラウンド。見事にLGCTグランプリ・ファルケンスワールトを制し、優勝賞金99,000ユーロ(約1,274万円)を獲得。同時に、11月のグローバルチャンピオンズ・プレーオフ(開催地:チェコ/プラハ)で行われるLGCTスーパーグランプリの出場権も手にした。

なお、第10戦終了時点のLGCT年間ランキングでは、エドウィナ・トップス・アレクサンダー(オーストラリア)が214ポイントで首位に浮上。ペダー・フレデリクソン(スウェーデン)が189ポイントで2位、セルジオ・アルバレス・モヤ(スペイン)が188ポイントで3位、オリヴィエ・ロバート(フランス)が175ポイントで4位、マックス・クーナー(オーストリア)が167ポイントで5位につけている。

PHOTO:© LGCT / Stefano Grasso