[ロンジン・グローバル・チャンピオンズツアー2021 第3戦・サントロペ大会/CSI5*GCT St.Tropez]
現地時間29日、ロンジン・グローバル・チャンピオンズツアー(以下、LGCT)2021 第3戦・サントロペ大会(開催地:フランス/サントロペ)最終日に行われたLGCTグランプリ・サントロペ(標準障害飛越競技238.2.2/160cm)にて、ペダー・フレデリクソン(スウェーデン)&キャッチ・ミー・ノットS号が優勝。2位にヘンリク・フォン・エッカーマン(スウェーデン)&キング・エドワード号、3位にシモン・ドレストア(フランス)&エルメス・ライアン号が入った。
第1走行
出場33人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は12番、世界ランク19位でLGCT2017チャンピオンのハリー・スモルダーズ(オランダ)&モナコ号。続く13番、世界ランク6位のピーター・デボス(ベルギー)&クライレZ号も減点0でフィニッシュし、ジャンプ・オフ(優勝決定戦)が成立する。
その後、世界ランク4位で2016リオデジャネイロ五輪個人銀メダリストのペダー・フレデリクソン(スウェーデン)&キャッチ・ミー・ノットS号、同ランク17位のヘンリク・フォン・エッカーマン(スウェーデン)&キング・エドワード号、シモン・ドレストア(フランス)&エルメス・ライアン号、ニコラス・デルモット(フランス)&ウルヴォソ・デュ・ロック号の4人馬がクリアラウンド。ジャンプ・オフはトータル6人馬で争われることになった。
なお、世界ランク5位でLGCT2018・2019チャンピオンのベン・マー(イギリス)は減点4、同ランク11位のニルス・ブリュインセルス(ベルギー)、13位のマルロン・モドロ・ザノテッリ(ブラジル)は減点5、14位のクリスチャン・アールマン(ドイツ)は減点1、18位のジョス・バルーイ(ベルギー)は減点5、LGCT2011・2012チャンピオンのエドウィナ・トップス・アレクサンダー(オーストラリア)、そして、日本ナショナルチームの川合正育(杉谷乗馬クラブ)&アズ・デ・マイ号は減点9でジャンプ・オフ進出を逃した。
ジャンプ・オフ(優勝決定戦)
迎えたジャンプ・オフでは、トップバッターのハリー・スモルダーズ(オランダ)&モナコ号、2番目のピーター・デボス(ベルギー)&クライレZ号ともに減点4で走行を終える。しかし、3番目のペダー・フレデリクソン(スウェーデン)&キャッチ・ミー・ノットS号が34.98秒でクリアラウンド。スモルダーズ、デボスをかわして、首位に立つ。
続く4番目のヘンリク・フォン・エッカーマン(スウェーデン)&キング・エドワード号もクリアラウンドをきめたが、タイムは35.91秒で一番時計の更新はならず。さらに、5番目のニコラス・デルモット(フランス)&ウルヴォソ・デュ・ロック号、最終6番目のシモン・ドレストア(フランス)&エルメス・ライアン号も減点4でフィニッシュ。
以上の結果、ペダー・フレデリクソン(スウェーデン)&キャッチ・ミー・ノットS号が見事にLGCTグランプリ・サントロペを制し、優勝賞金99,000ユーロ(約1,326万円)を獲得。同時に、11月のグローバルチャンピオンズ・プレーオフ(開催地:チェコ/プラハ)で行われるLGCTスーパーグランプリの出場権も手に入れた。
なお、第3戦終了時点のLGCT年間ランキングでは、ペダー・フレデリクソン(スウェーデン)が96ポイントで首位、バート・ブレス(オランダ)が76ポイントで2位、スコット・ブラッシュ(イギリス)が68ポイントで3位、マックス・クーナー(オーストリア)が66ポイントで4位、オリヴィエ・ロバート(フランス)が60ポイントで5位につけている。
PHOTO:© LGCT/LAOHS/Marco Villanti