ベン・マー(イギリス)がLGCTグランプリ・パリを制覇/LGCT2021 第6戦・パリ大会

LGCT/GCL

[ロンジン・グローバル・チャンピオンズツアー2021 第6戦・パリ大会/CSI5*GCT Paris]

現地時間26日、ロンジン・グローバル・チャンピオンズツアー(以下、LGCT)2021 第6戦・パリ大会(開催地:フランス/パリ)2日目に行われたLGCTグランプリ・パリ(標準障害飛越競技238.2.2/160cm)にて、ベン・マー(イギリス)&ジンジャー・ブルー号が優勝。2位にはサメ・エル・ダハン(エジプト)&WKDエイメズ・モワ号、3位にジョディ・ホール・マカティア(イギリス)&ソルトン・ペッパ号が入った。

第1走行

出場35人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は12番、世界ランク4位でLGCT2018・2019チャンピオンのベン・マー(イギリス)&ジンジャー・ブルー号。続いて、17番のジョディ・ホール・マカティア(イギリス)&ソルトン・ペッパ号が減点0でフィニッシュし、ジャンプ・オフ(優勝決定戦)が成立する。

その後、クリアラウンドしたのは、サメ・エル・ダハン(エジプト)&WKDエイメズ・モワ号の1人馬のみとなり、ジャンプ・オフはトータル3人馬で争われることになった。

なお、世界ランク12位のジュリアン・エパイヤール(フランス)は途中棄権、同ランク13位のクリスチャン・アールマン(ドイツ)は減点9、LGCT2011・2012チャンピオンのエドウィナ・トップス・アレクサンダー(オーストラリア)は減点5で第1走行での敗退が決定。また、日本の川合正育(杉谷乗馬クラブ)&ケルヴィン号も途中棄権に終わり、ジャンプ・オフ進出を逃している。

ジャンプ・オフ(優勝決定戦)

迎えたジャンプ・オフでは、トップバッターのベン・マー(イギリス)&ジンジャー・ブルー号が早々とクリアラウンド。いきなり39.35秒の好タイムを叩き出し、後続の人馬にプレッシャーをかける。

すると、2番目のジョディ・ホール・マカティア(イギリス)&ソルトン・ペッパ号は減点8。最終3番目のサメ・エル・ダハン(エジプト)&WKDエイメズ・モワ号も走行タイムではマーを1秒近く上回ったものの、7つ目の障害物でバーを落とし、惜しくも減点4でフィニッシュ。

以上の結果、ベン・マー(イギリス)&ジンジャー・ブルー号が見事にLGCTグランプリ・パリを制し、優勝賞金99,000ユーロ(約1,309万円)を獲得。同時に、11月のグローバルチャンピオンズ・プレーオフ(開催地:チェコ/プラハ)で行われるLGCTスーパーグランプリの出場権も手にした。

なお、第5戦終了時点のLGCT年間ランキングでは、ペダー・フレデリクソン(スウェーデン)が149ポイントで首位、ベン・マー(イギリス)が132ポイントで2位、エドウィナ・トップス・アレクサンダー(オーストラリア)が120ポイントで3位、スコット・ブラッシュ(イギリス)が108ポイントで4位、バート・ブレス(オランダ)が95ポイントで5位につけている。

PHOTO:© LGCT / Stefano Grasso