ダーラ・ケニー(アイルランド)がLGCTグランプリ・モナコを制覇/LGCT2021 第7戦・モナコ大会

LGCT/GCL

[ロンジン・グローバル・チャンピオンズツアー2021 第7戦・モナコ大会/CSI5*GCT Monaco]

現地時間3日、ロンジン・グローバル・チャンピオンズツアー(以下、LGCT)2021 第7戦・モナコ大会(開催地:モナコ/モンテカルロ)最終日に行われたLGCTグランプリ・モナコ(標準障害飛越競技238.2.2/160cm)にて、ダーラ・ケニー(アイルランド)&アイダルヴィル・デスプリ号が優勝。2位にマックス・クーナー(オーストリア)&EICコリオリ・デ・アイル号、3位にオリヴィエ・フィリッパーツ(ベルギー)&H&Mレジェンド・オブ・ラヴ号が入った。

第1走行

出場33人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は、6番のオリヴィエ・フィリッパーツ(ベルギー)&H&Mレジェンド・オブ・ラヴ号。続いて11番、LGCT2011・2012チャンピオンのエドウィナ・トップス・アレクサンダー(オーストラリア)&アイデンティティ・ヴィスターロエル号が減点0でフィニッシュし、ジャンプ・オフ(優勝決定戦)が成立する。

その後、世界ランク8位のダーラ・ケニー(アイルランド)&アイダルヴィル・デスプリ号、同ランク20位のマックス・クーナー(オーストリア)&EICコリオリ・デ・アイル号、アルベルト・ゾルツィ(イタリア)&クラリーナ号、スペンサー・スミス(アメリカ)&セオドア・マンシエイス号の4人馬がクリアラウンド。ジャンプ・オフはトータル6人馬で争われることになった。

なお、世界ランク3位でFEIヨーロッパ選手権2019個人金メダリストのマーティン・フックス(スイス)は減点4、同ランク6位でLGCT2013・2014チャンピオンのスコット・ブラッシュ(イギリス)、10位でパンアメリカン競技大会2019個人・団体二冠のマルロン・モドロ・ザノテッリ(ブラジル)は減点8でジャンプ・オフ進出ならず。

さらに、世界ランク12位のジュリアン・エパイヤール(フランス)、同ランク13位のクリスチャン・アールマン(ドイツ)、14位のジョス・バルーイ(ベルギー)、16位のピーター・デボス(ベルギー)もクリアラウンドを逃し、第1走行での敗退が決まった。

ジャンプ・オフ(優勝決定戦)

迎えたジャンプ・オフでは、3番目にスタートを切ったマックス・クーナー(オーストリア)&EICコリオリ・デ・アイル号が38.07秒でクリアラウンド。オリヴィエ・フィリッパーツ(ベルギー)&H&Mレジェンド・オブ・ラヴ号、エドウィナ・トップス・アレクサンダー(オーストラリア)&アイデンティティ・ヴィスターロエル号をかわして、首位に立つ。

4番目のアルベルト・ゾルツィ(イタリア)&クラリーナ号は減点8でのフィニッシュとなり、クーナーには及ばない。しかし、5番目のダーラ・ケニー(アイルランド)&アイダルヴィル・デスプリ号が37.89秒でクリアラウンド。一番時計をわずか0.18秒だけ更新して首位に躍り出ると、最終6番目のスペンサー・スミス(アメリカ)&セオドア・マンシエイス号は減点4でフィニッシュ。

以上の結果、ダーラ・ケニー(アイルランド)&アイダルヴィル・デスプリ号が見事にLGCTグランプリ・モナコを制し、優勝賞金99,000ユーロ(約1,304万円)を獲得。同時に、11月のグローバルチャンピオンズ・プレーオフ(開催地:チェコ/プラハ)で行われるLGCTスーパーグランプリの出場権も手にした。

なお、第5戦終了時点のLGCT年間ランキングでは、エドウィナ・トップス・アレクサンダー(オーストラリア)が152ポイントで首位に浮上。ペダー・フレデリクソン(スウェーデン)が149ポイントで2位、ベン・マー(イギリス)が132ポイントで3位、スコット・ブラッシュ(イギリス)が128ポイントで4位、セルジオ・アルバレス・モヤ(スペイン)が118ポイントで5位につけている。

PHOTO:© LGCT / Stefano Grasso