マイケル・ファン・デル・フルーテン(オランダ)が今シーズンのLGCTグランプリ2勝目/LGCT2019 第15戦・ファルケンスワールト大会

LGCT/GCL

[ロンジン・グローバル・チャンピオンズツアー2019 第15戦・ファルケンスワールト大会/CSI5*GCT Valkenswaard]

現地時間10日、ロンジン・グローバル・チャンピオンズツアー2019 第15戦・ファルケンスワールト大会(開催地:オランダ/ファルケンスワールト)2日目に行われたLGCTグランプリ・ファルケンスワールト(標準障害飛越競技/160cm)にて、マイケル・ファン・デル・フルーテン(オランダ)&ダナ・ブルー号が優勝。2位にはオリヴィエ・フィリッパーツ(ベルギー)&H&Mレジェンド・オブ・ラヴ号、3位にはケビン・スタウト(フランス)&・ファント・ゾ-グフリートHDC号が入った。

[ハイライト動画]

第1走行

出場31人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は、8番のオリヴィエ・フィリッパーツ(ベルギー)&H&Mレジェンド・オブ・ラヴ号。続く9番のシモン・ドレストア(フランス)&エルメス・ライアン号も減点0でフィニッシュし、ジャンプ・オフが成立する。

その後、LGCT2017チャンピオンのハリー・スモルダーズ(オランダ)&ドンVHP Z号、2016リオデジャネイロ五輪団体金メダリストのケビン・スタウト(フランス)&・ファント・ゾ-グフリートHDC号、FEIジャンピング・ワールドカップ・ファイナルを過去3度制しているマーカス・アーニング(ドイツ)&コルナードNRW号、マイケル・ファン・デル・フルーテン(オランダ)&ダナ・ブルー号など6人馬がクリアラウンド。ジャンプ・オフはトータル8人馬で争われることになった。

なお、世界ランク7位のピーター・デボス(ベルギー)は減点4、2008北京五輪個人金メダリストのエリック・ラマーズ(カナダ)は減点8、世界ランク2位で2016リオデジャネイロ五輪個人銀メダリストのペダー・フレデリクソン(スウェーデン)、LGCT2011・2012チャンピオンのエドウィナ・トップス・アレクサンダー(オーストラリア)は途中棄権でジャンプ・オフ進出を逃した。

ジャンプ・オフ(優勝決定戦)

迎えたジャンプ・オフでは、トップバッターのオリヴィエ・フィリッパーツ(ベルギー)&H&Mレジェンド・オブ・ラヴ号が第1走行に続いてのクリアラウンド。いきなり37.34秒の好タイムを叩き出し、後続の人馬にプレッシャーをかける。

2番目のシモン・ドレストア(フランス)&エルメス・ライアン号は減点4、3番目のクリスチャン・ククック(ドイツ)&クインティーノ号は減点0で走行を終えるが、タイムは44.96秒と大きく及ばない。

しかし、4番目のマイケル・ファン・デル・フルーテン(オランダ)&ダナ・ブルー号が36.80秒でクリアラウンド。一番時計を0.54秒更新して首位に躍り出ると、スタンドの地元ファンからは大歓声がわき上がる。

そして、5番目のハリー・スモルダーズ(オランダ)&ドンVHP Z号、6番目のマーカス・アーニング(ドイツ)&コルナードNRW号も減点0で続くが、タイムはいずれも38秒台。7番目のケビン・スタウト(フランス)&・ファント・ゾ-グフリートHDC号もクリアラウンドをきめるが、タイムは37.44秒と届かず。

最終8番目のジュリアン・エパイヤール(フランス)&ヴィルトゥオーゾ・シャンペイ号も減点8でのフィニッシュとなり、マイケル・ファン・デル・フルーテン(オランダ)&ダナ・ブルー号が見事にLGCTグランプリ・ファルケンスワールトを制した。

ファン・デル・フルーテンは第10戦・モナコ大会に続く、今シーズンのLGCTグランプリ2勝目を飾り、優勝賞金99,000ユーロ(約1,160万円)を獲得した。

PHOTO:© LGCT / Stefano Grasso/Stefano Grasso