ジェシカ・スプリングスティーン(アメリカ)がLGCTグランプリ・サントロペを制覇/LGCT2019 第17戦・サントロペ大会

LGCT/GCL

[ロンジン・グローバル・チャンピオンズツアー2019 第17戦・サントロペ大会/CSI5*GCT Saint-Tropez]

現地時間14日、ロンジン・グローバル・チャンピオンズツアー2019 第17戦・サントロペ大会(開催地:フランス/サントロペ)最終日に行われたLGCTグランプリ・サントロペ(標準障害飛越競技/160cm)にて、ジェシカ・スプリングスティーン(アメリカ)&RMFゼシル号が優勝。2位にはピーター・デボス(ベルギー)&クライレZ号、3位にはシモン・ドレストア(フランス)&エルメス・ライアン号が入った。

[ハイライト動画]

第1走行

出場35人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は1番、世界ランク7位のピーター・デボス(ベルギー)&クライレZ号。続いて、3番のクリスチャン・ククック(ドイツ)&リモンチェッロNT号が減点0でフィニッシュし、早々とジャンプ・オフが成立となる。

その後、ケント・ファリントン(アメリカ)&オーストリア2号、シモン・ドレストア(フランス)&エルメス・ライアン号、ヘンリク・フォン・エッカーマン(スウェーデン)&ベストボーイ2号、ジョス・バルーイ(ベルギー)&イゴール号など12人馬がクリアラウンド。トータル14人馬がジャンプ・オフへ駒を進めた。

なお、世界ランク4位のペダー・フレデリクソン(スウェーデン)、同ランク9位のクリスチャン・アールマン(ドイツ)、LGCT2015チャンピオンのルシアナ・ディニス(ポルトガル)は減点4、世界ランク3位のダニエル・ドイサー(ドイツ)、LGCT2011・2012チャンピオンのエドウィナ・トップス・アレクサンダー(オーストラリア)は減点8で走行を終え、第1走行での敗退が決まった。

ジャンプ・オフ(優勝決定戦)

迎えたジャンプ・オフでは、トップバッターのピーター・デボス(ベルギー)&クライレZ号が第1走行に続いてクリアラウンド。36.40秒の好タイムをマークし、後続の人馬にプレッシャーをかける。

続いて、4番目のマルク・ハウトザハー(オランダ)&ステルホフス・ダンテ号、5番目のジョス・バルーイ(ベルギー)&イゴール号、6番目のシモン・ドレストア(フランス)&エルメス・ライアン号、7番目のヘンリク・フォン・エッカーマン(スウェーデン)&ベストボーイ2号が4連続でクリアラウンドをきめるが、タイムはドレストアの36.88秒が最高で及ばず。

さらに、9番目のカルロス・エンリケ・ロペス・リザラゾ(コロンビア)&ウルハーン・デ・コンデ号、10番目のエリック・ファン・デル・フルーテン(オランダ)&ウォンチュキンド19号もクリアラウンドするが、いずれも37秒台でのフィニッシュとなり、デボスには届かない。

しかし、11番目のジェシカ・スプリングスティーン(アメリカ)&RMFゼシル号が35.38秒で見事にクリアラウンド。一番時計を1秒以上更新する会心のパフォーマンスを披露し、首位に躍り出る。

そして、残る3人馬、12番目のモーリス・テベル(ドイツ)&ドン・ディアラド号、13番目のマルコ・クッチャー(ドイツ)&カザルヴァノ号、最終14番目のケント・ファリントン(アメリカ)&オーストリア2号はいずれも減点4で走行を終えたため、ジェシカ・スプリングスティーン(アメリカ)&RMFゼシル号が嬉しいLGCTグランプリは初優勝を飾った。

この勝利により、スプリングスティーンは優勝賞金99,000ユーロ(約1,165万円)を獲得すると共に、11月のLGCT最終戦・プラハ大会で行われるLGCTスーパーグランプリの出場権も手にした。なお、LGCT2019年間ランキングはピーター・デボス(ベルギー)が278ポイントで首位、ベン・マー(イギリス)が277ポイントの2位につける大接戦となっており、第18戦 ニューヨーク大会で今シーズンのチャンピオンが決定する。

PHOTO:© LGCT / Stefano Grasso/Stefano Grasso