ベン・マー(イギリス)が史上3人目となるLGCT連覇達成!/LGCT2019 第18戦・ニューヨーク大会

LGCT/GCL

[ロンジン・グローバル・チャンピオンズツアー2019 第18戦・ニューヨーク大会/CSI5*GCT NewYork]

現地時間28日、ロンジン・グローバル・チャンピオンズツアー2019 第18戦・ニューヨーク大会(開催地:アメリカ/ニューヨーク州ニューヨーク)2日目に行われたLGCTグランプリ・ニューヨーク(標準障害飛越競技/160cm)にて、ベン・マー(イギリス)&エクスプロージョンW号が優勝。2位にはマーカス・アーニング(ドイツ)&コルナードNRW号、3位にはマーティン・フックス(スイス)&ザ・シンナー号が入った。

[ハイライト動画]

第1走行

出場35人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は、9番のアルベルト・ゾルツィ(イタリア)&ウラン・デ・コクリエ号。続いて、12番のマーカス・アーニング(ドイツ)&コルナードNRW号が減点0でフィニッシュし、ジャンプ・オフが成立する。

その後、世界ランク2位でFEIヨーロッパ選手権2019個人金メダリストのマーティン・フックス(スイス)&ザ・シンナー号、同ランク5位でLGCT2018チャンピオンのベン・マー(イギリス)&エクスプロージョンW号、世界ランク7位のピーター・デボス(ベルギー)&クライレZ号、マリン・バーヤード・ジョンソン(スウェーデン)&H&Mインディアナ号、マルク・ハウトザハー(オランダ)&ステルホフス・ダンテ号の5人馬クリアラウンド。ジャンプ・オフはトータル7人馬で争われることになった。

なお、世界ランク3位のダニエル・ドイサー(ドイツ)は減点4、同ランク4位のペダー・フレデリクソン(スウェーデン)は減点8、LGCT2011・2012チャンピオンのエドウィナ・トップス・アクレサンダー(オーストラリア)は減点12でフィニッシュ。LGCT2013・2014チャンピオンのスコット・ブラッシュ(イギリス)は途中棄権となり、いずれもジャンプ・オフへ駒を進めることができなかった。

ジャンプ・オフ(優勝決定戦)

迎えたジャンプ・オフでは、2番目にスタートを切ったマーカス・アーニング(ドイツ)&コルナードNRW号が34.65秒の好タイムでクリアラウンド。先に減点0で走行を終えていたアルベルト・ゾルツィ(イタリア)&ウラン・デ・コクリエ号のタイムを上回り、首位に立つ。

3番目のピーター・デボス(ベルギー)&クライレZ号は1反抗、1落下で減点8フィニッシュ。4番目のマリン・バーヤード・ジョンソン(スウェーデン)&H&Mインディアナ号、5番目のマルク・ハウトザハー(オランダ)&ステルホフス・ダンテ号は減点0でフィニッシュしたが、タイムはいずれも35秒台でアーニングには届かない。

しかし、6番目のベン・マー(イギリス)&エクスプロージョンW号が34.08秒でクリアラウンド。一番時計を0.57秒更新する圧巻の走行で堂々首位に躍り出ると、最終7番目のマーティン・フックス(スイス)&ザ・シンナー号もクリアラウンドをきめたが、タイムは34.95秒でわずかに届かず。

以上の結果、ベン・マー(イギリス)&エクスプロージョンW号が見事に今シーズンのLGCTグランプリ3勝目を飾り、優勝賞金99,000ユーロ(約1,165万円)を獲得。LGCT2019年間ランキングでも301ポイントでチャンピオンタイトル戴冠が確定し、エドウィナ・トップス・アクレサンダー(オーストラリア)、スコット・ブラッシュ(イギリス)に続く、史上3人目となるLGCT連覇を成し遂げた。

PHOTO:© LGCT / Stefano Grasso/Stefano Grasso